「二月の勝者」名門中学受験塾名が原作と異なるワケ 「ルトワック」の“謎”を探る

俳優の柳楽優弥が主演する日本テレビ系連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」(毎週土曜、午後10時)の第1話が16日に放送され、話題となっている。

柳楽優弥【写真:ENCOUNT編集部】
柳楽優弥【写真:ENCOUNT編集部】

柳楽優弥がスーパー塾講師役、生徒全員の第1志望校合格を約束

 俳優の柳楽優弥が主演する日本テレビ系連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」(毎週土曜、午後10時)の第1話が16日に放送され、話題となっている。主人公は激変する受験界に舞い降りた最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人。「中学受験は課金ゲーム」「親はスポンサー」「子どもを合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」など過激な言動で周囲を圧倒する。しかし、保護者には「絶対に全員志望校に合格させます」と断言してみせた。

 原作は中学受験と子どもの姿をリアルに描いた高瀬志帆さんの人気漫画。柳楽は真っ黒な前髪に切れ長の目で強い印象を放っており、原作漫画に登場する黒木にそっくり。ネット上では「再現性がすごい」「原作にかなり寄せている」などの声が上がっている。

 第1話では、日本一の合格実績を誇る大手中学受験塾「ルトワック」のカリスマ塾講師だった黒木が、2021年度を迎えた「桜花ゼミナール」の吉祥寺校に新校長としてやって来る場面から始まった。黒木と新任の佐倉麻衣(井上真央)が講師を務める受験塾名は原作通り「桜花ゼミナール」だ。

 一方、原作漫画のファンが関心を寄せているのは黒木の前の勤務校名だ。原作マンガでは「フェニックス」という校名となっており、これは明らかに有名中学を中心に高い合格実績を誇る実在の進学塾「SAPIX(サピックス)小学部」がモデルとなっている。しかし、ドラマでは「フェニックス」が「ルトワック」に変更されている。これは一体どういうワケか。

次のページへ (2/3) 大手中学受験塾「ルトワック」の校名に込められた“謎”
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