SDGsを学んだ出川哲朗、「和田アキ子もデヴィ夫人も同じ人間」と熱弁

タレントの出川哲朗と山之内すずが12日、こども記者ワークショップ取材会「NHK for School プレゼンツ みんなでつくろうSDGsかるた」に出席した。2人は今春、「NHK for School」の魅力を伝えるアンバサダーに就任。出川は「出川哲朗のクイズほぉ~スクール」 (Eテレ 毎月 第1月曜 午後7時25分から)、山之内すずは「ぼくドコ」(Eテレ 毎月第2月曜 午後7時25分から)に出演しており、普及活動に務めている。

「NHK for School」アンバサダーの出川哲朗と山之内すず【写真:(C)NHK】
「NHK for School」アンバサダーの出川哲朗と山之内すず【写真:(C)NHK】

「和田アキ子とかデヴィ夫人に対しても不平等はなくしてもらいたい」

 タレントの出川哲朗と山之内すずが12日、こども記者ワークショップ取材会「NHK for School プレゼンツ みんなでつくろうSDGsかるた」に出席した。2人は今春、「NHK for School」の魅力を伝えるアンバサダーに就任。出川は「出川哲朗のクイズほぉ~スクール」 (Eテレ 毎月 第1月曜 午後7時25分から)、山之内すずは「ぼくドコ」(Eテレ 毎月第2月曜 午後7時25分から)に出演しており、普及活動に務めている。

「NHK for School」はインターネットがつながれば、いつでもどこでも2100本の教育番組や7000本の動画クリップを見ることができる教育サービス。より多くの学校で学べるように2人は魅力を伝えていく。出川は「本当に勉強不足で申し訳なかったですが、『NHK for School』を知らなくて」と明かしつつも、「VTRは分かりやすいし面白い。尺もちょうどいいんですよ。ヘタすれば小学校の授業、先生がいらないんじゃないかなというくらい。もっといろんな子どもたちに広めたいなと思います。リアルに」とアピールした。

 当日はほかに、「ひろがれ!いろとりどり」(Eテレ 毎週月曜 午後7時25分~)のSDGsを監修している慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授が出席。参加したこども記者たちは、自分のできる行動や未来のための決意と思いを川柳と絵で表現した「SDGsかるた」づくりに挑戦した。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、持続可能な社会のために循環する社会を作り出そうと2015年9月の国連サミットで採択。「貧困をなくそう」「海の豊かさを守ろう」「人や国の不平等をなくそう」など17の目標がある。

 記者から「SDGsの中で意識しようとしていることは?」という質問があがると、出川は「ロケで海外に行くこと多いんですが、国によって海のキレイさが全然違うんですよ。国によって価値観が違うんですね。当たり前ですが、ゴミを捨てないということはちゃんとしようかなと思います。あと、サメと戦うような仕事が結構多いのですが、敬意をもって戦いたい」と話し、笑いを誘った。

 山之内が「私の世代はプラスチックを当たり前に使い捨てにしてしまう。それがどれだけ危険なのか。ちゃんとゴミを捨てていても、プラスチックがマイクロチップになって海に流れてしまうと聞いたので、小さいことから意識するのが大事かなと思っています」と回答すると、出川は「あなたのコメントはすごいね。全て言いたいことをはっきりとしていて的確。作家さんがついてる?」と称賛していた。

 さらに、出川は「『人や国の不平等をなくす』を意識したいですね。和田アキ子とかデヴィ夫人に対しても不平等はなくしてもらいたい。同じ人間なんだと。上とか下とかないんだということを子どもたちにも皆にも分かってもらいたいです」と熱弁を振るった。

 イベントに参加したこども記者からは「皆のカルタなどを見て、勉強になってよかったです」などの声が上がっていた。

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