桑田佳祐、ソロ4年ぶりの全国ツアーが決定 9月から大みそかまで全国10か所20公演
歌手の桑田佳祐がソロの全国アリーナツアーを開催することが分かった。ソロとして4年ぶりで、9月18日の宮城公演を皮切りに、大みそかの横浜公演まで、全国10か所20公演を巡る。
震災の記憶を風化させないという思いを込めて宮城からツアーをスタート
歌手の桑田佳祐がソロの全国アリーナツアーを開催することが分かった。ソロとして4年ぶりで、9月18日の宮城公演を皮切りに、大みそかの横浜公演まで、全国10か所20公演を巡る。
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桑田は9月15日に新作EP(ミニアルバム)「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼きfeat.梅干し」のリリースを予定。今回、待望の全国ツアー「桑田佳祐 LIVE TOUR 2021『BIG MOUTH, NO GUTS!!』supported by SOMPOグループ」の開催が発表された。
ソロとしては「LIVE TOUR 2017『がらくた』」以来のツアー。宮城、愛媛、新潟、広島、福岡、北海道、大阪、埼玉、愛知、神奈川を回る。
思えば桑田は、世の中が不安な状況にあるときにこそ、世間に寄り添い、「音楽人として自分にできることは、音楽を届けること」という矜持(きょうじ)を胸に音楽を作り、ライブを行い、多くの人々に希望を届け続けてきた。
2011年に起きた東日本大震災の際には、率先してアミューズに所属するアーティストを集めてチーム・アミューズ!!を結成し、チャリティー楽曲として「Let’s try again」をリリース。さらに、震災発生から半年後の9月には、「宮城ライブ~明日へのマーチ!!~」を開催。当時遺体安置所として使用されていた宮城・セキスイハイムスーパーアリーナの一般利用再開後初のライブとして、東北へのエールを込めて行われた。
また、昨年に新型コロナウイルスがまん延しエンタメ業界が窮地に追い込まれた際も、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーへの感謝の思いを込め一部収益を医療機関に寄付。さらにライブスタッフ・エンタメ関係者を救うべく、誰よりも先にサザンオールスターズとして大規模無観客配信ライブを横浜アリーナから届けたことも記憶に新しい。
コロナ禍において最大の危機を迎えている、今年8月現在。桑田はツアー開催にあたり、自身のコメントでも、「今回のツアーに関しましては、いろいろと考えるところも多(おお)ございましたが、毎日を懸命に生きておられる皆様の心を、“ホンの少しでも晴れやかなものにするお手伝いができれば幸い”と存じ、スタッフと話し合いを重ね、開催を決意いたしました」と思いを述べている。
また、「音楽を通じて、今までも、そしてこれからもきっと変わることのない、かけがえのない時間と空間を、“ほぼほぼ”いつも通りの形で皆様と共有し合えたらと、切に切に願っております。~音楽以外には、何一つ役に立つことのできない“ナマケモノ”の私ですが、肩肘張らずに、頼れる仲間たちと共に、皆様のもとへうかがわせていただく所存でございます」と、自虐的に話しているが、そんな桑田の作る新たな音楽や歌声を待っている人が全国津々浦々に大勢いることは間違いない。