「日本中の皆さんに感謝」 太田雄貴氏が明かす米チーム秘話「彼らの人間性に感動した」
国際フェンシング連盟副会長の太田雄貴氏が2日、自身のツイッターを更新。男子フルーレ団体でアメリカが日本を下して銅メダルを獲得した中、アメリカチームの感謝のメッセージを紹介し、「彼らの人間性に感動した」と明かしている。
アメリカチームのメッセージに「彼らの人間性は間違いなく金メダル」
国際フェンシング連盟副会長の太田雄貴氏が2日、自身のツイッターを更新。男子フルーレ団体でアメリカが日本を下して銅メダルを獲得した中、アメリカチームの感謝のメッセージを紹介し、「彼らの人間性に感動した」と明かしている。
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「舞台裏」と切り出し、「3位決定戦が終わったあと、引き上げるアメリカチームの選手達が観客席にいた僕を呼んだ。『素晴らしい舞台をありがとう。日本中の皆さんに感謝している』彼らの人間性に感動した。彼らが3位では満たされない事を知っていたから」とつづり、写真をアップした。
苦悩の末に銅メダル獲得にたどり着いたアメリカチームを紹介。「金メダルだけを目指して臨んだ東京オリンピック。彼らはこの2年間で1度しか負けてなかった。優勝候補筆頭。しかし、個人戦は表彰台はおろか誰もベスト8にすら入れなかった。そんな彼らが死ぬ物狂いで団体に賭けていた。しかし準決勝で敗れた。試合後の彼らは抜け殻そのものだった」と続けている。
また「そんな状態の中でも、試合終了直後に感謝を述べる事が出来る彼らの人間性に感動した。この状況下で大会を開催する大変さを、国民の理解が得難いこと彼らは理解していたのだ。彼らが切望した金メダルは彼らには渡らない。だけども彼らの人間性は間違いなく金メダルだった。こちらこそありがとう」と締めくくった。
「頭が上がりません」「感動秘話」「開催してよかった」「騎士道ですね」「素晴らしい人間ドラマ」などのコメントが寄せられている。