東京・お台場の複合型施設「パレットタウン」の営業を2021年12月より順次終了することは発表された。人気ライブハウス「Zepp Tokyo」も、22年1月1日をもって営業終了することも発表に。開業以来20年以上にわたる歴史に幕を閉じる。公式サイトで21日に発表された。

　パレットタウンは1999年3月に臨海副都心エリアに誕生した。中世ヨーロッパの雰囲気が特徴的な商業施設「VenusFort」をはじめ、モビリティの体験型テーマパーク「MEGA WEB」や「パレットタウン大観覧車」、「Zepp Tokyo」など、多様な施設が集結したパレットタウンは、複合型エンターテインメント施設としてエリアの発展に貢献してきた。さらに、2018年月には森ビルとチームラボが共同で運営する「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless」も加わり、お台場エリアをけん引する観光スポットへと成長してきた。

　そんなパレットタウンが本事業区域における開発事業の一部進捗に伴い、閉館および事業終了となる。

　23年の歴史を誇るライブハウス・Zepp Tokyoも公式サイトで「1999-2022 23年間ありがとうございます!!」と22年1月1日での営業終了を発表。「1999年の開業以来23年間で約6000もの催事を開催、そして約1,300万人もの来場者をお迎えするなどともに驚異的な数字を記録して参りました。多くのアーティストの皆さまからはZepp Tokyoでのスタンディング単独公演をデビュー時の目標に、その後も複数日で、さらには月間での公演を目標として挙げて頂くなど、アーティストの皆さまの活動の中でのベンチマーク的位置付けになるなどZeppネットワークでの旗艦店となっております」と同地の歴史を説明した。

　そして「その旗艦店のZepp Tokyoの実質的最終営業月になる12月は“Thanks ＆ So Long!”月間とし、何度も舞台に立って頂いたアーティスト様を中心に今後も全国のZeppでパフォーマンスを行って頂きたいアーティストの皆さまにご出演頂き、“思い出を”、“夢を”奏でながら感謝、そして笑顔で最終営業日を迎える所存でございます。今後も閉館に向けての施策等、随時発信して参りますのでご期待ください」と伝えた。

　各施設の営業終了予定は下記の通り。

2021年12月31日：MEGA WEB
2022年1月1日：Zepp Tokyo
2022年3月27日：VenusFort
2022年8月31日：パレットタウン大観覧車
2022年8月31日：MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless