フジテレビは毎年恒例の夏イベント「THE ODAIBA」を、今年はバーチャル空間を中心に開催することを発表した。「バーチャル冒険アイランド」と銘打ち、リアルのイベントさながらの熱気が立ちこめる“バーチャルお台場”が8月14日にオープンする。

　合言葉は「はなれていても、つながる！」。コロナ禍で集客イベントの多くが中止に追い込まれ、人と人がつながりにくくなった昨今。閉塞（へいそく）感漂う時代だからこそ、「心を通わせ合い、一緒に楽しめる空間を提供したい」一心で、フジテレビ史上初となる夏イベントのバーチャル開催に挑む。

　バーチャルに先立ち、21日からはフジテレビ社屋にてLIXIL PARKがオープン（午前10時～午後7時）。共生社会の実現に向けた、誰もが使いやすいパブリックトイレを設置する。

　これまで「お台場冒険王」（2003～08年）、「お台場合衆国」（09～13年）、「お台場新大陸」（14年）、「お台場みんなの夢大陸」（15～17年）など、お台場の夏を熱く盛り上げてきたフジテレビの夏イベント。18年からは夏祭りをコンセプトにした「THE ODAIBA」がスタートし、03年から19年までの17年間で集客した数は実に6800万人以上（自社調べ）。ひと夏あたりの平均来場者数は400万人を超え、日本の夏を代表する大型イベントとして大盛況を収めてきたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け開催を断念した。

　そして21年。コロナ禍でも誰もが安心して楽しめるイベントにするため、今年はバーチャル開催に。専用アプリをダウンロードさえすれば日本中どこからでも無料で参加できる。ユーザーは自身のアバターを介してバーチャルパークを自由に歩き回ることができ、パーク内に仕掛けられたさまざまなコンテンツを楽しむことができる。

　恒例企画「めざましライブ」がバーチャルステージで開催されるほか、障がい、性、世代などに関わらず誰もが一緒になって楽しめる芸術祭「True Colors Festivalスペシャルライブ」、地球の未来を考える「SDGs CHALLENGE 2021 未来を変えるFUTURE TALK」、“1分で世界を変える”アイデアを動画で募集しグランプリを決める大会「SDGsクリエイターズグランプリ」など、多様性を認め合うダイバーシティの精神と、SDGsに関する活動の大切さを再認識できるようなコンテンツがバーチャル空間にラインアップされる。

　また、これらのテーマに共鳴したお笑いコンビ「EXIT」が「バーチャル冒険アイランド」のアンバサダーに就任することも決定した。なお、フジテレビアナウンサーの永島優美、井上清華もEXITと共にアンバサダーを務める。

　そして、人気沸騰中のグローバルボーイズグループ「JO1」が歌う「REAL」がイベントテーマソングに決定した

　コメントは下記の通り。

○りんたろー。
「仕事がない時にお台場来場者に対して60日間ミストをかけるという仕事をしていました！　それから約10年？　こうして公式アンバサダーを務めさせていただけることは劇エモです！　夏のお台場をもりあげられるようバイブス全開でぶち上げていくんでしくよろです！」

○兼近大樹
「真夏のお台場をミストで涼しくする仕事を2年間やっていたので、感慨深さマリアナ海溝。居酒屋えぐざいるでナンパしてたあの頃が懐いぜ。べらぼうにションテンガルアーな夏にしましょう！」

○與那城奨（JO1）
「今回、僕たちの4th single『STRANGER』の中から表題曲『REAL』をイベントテーマソングに選んでいただき本当にありがとうございます!!　今回のシングルは、“まだ見ぬ新たな自分に出会う”をテーマに、今までにない新たな曲調になっています。この曲がたくさんの方々に届いてくれるとうれしいです！　ぜひ、たくさん聞いてください!!」