「転職人気企業ランキング2021」トップ50発表 2位「グーグル」、注目の1位は?

転職サービス「doda(デューダ)」は、22~59歳のビジネスパーソン5003人を対象に「転職したい会社」を調査し、「doda転職人気企業ランキング2021」を発表した。

「転職人気企業ランキング2021」発表(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「転職人気企業ランキング2021」発表(写真はイメージ)【写真:写真AC】

ゲーム「あつまれ どうぶつの森」が好調、12年ぶり過去最高益の「任天堂」が7位

 転職サービス「doda(デューダ)」は、22~59歳のビジネスパーソン5003人を対象に「転職したい会社」を調査し、「doda転職人気企業ランキング2021」を発表した。

 今回の調査は、2月10日~同16日まで22歳~59歳の男女(正社員)を対象に実施(回答人数5003人)。投票者が転職を希望する企業を自由形式で1位から3位まで記入。持ち点10ポイントの中から、それぞれの企業への志望度合いに応じて自由にポイントを振り分ける形を取った。

 2021年の転職人気企業ランキングでは、前年に引き続き「トヨタ自動車」が首位を獲得。新型コロナウイルス感染症の影響で世界的な自動車の販売不振が続く中、先ごろ20年のグループ販売台数世界一を達成し、いち早く復活の兆しを見せた同社は、前年の4605ポイントから5327ポイントに大幅アップし、2位以下を大きく引き離した。

 ランキング上位には、グローバル企業や各業界を代表する日本の大手企業が数多くランクインしており、「ソニー」(3位)は順位こそ前年と同じだったものの、ポイントは1954から2460へと大幅にアップしている。

 新型コロナウイルス感染症の拡大で雇用が不安定になった影響からか、1位の「トヨタ自動車」には「安定している」「コロナ禍でも業績がいい」「将来性がある」「日本を代表する大企業だから」といった安心や安定、将来性を求める意見が多く集まった。

 新型コロナウイルス感染症の影響で人々の消費行動が変わり、企業によって業績の明暗が分かれる中、ランキング結果にも変化が表れた。

 巣ごもり需要からゲーム「あつまれ どうぶつの森」などの販売好調が続き、21年3月期連結決算では12年ぶりに過去最高益を更新した「任天堂」(7位)は、前年15位から8つ順位を上げてトップ10入り。職種別ランキングでも同社は10職種のうち7つの職種でトップ20にランクインしており、職種を問わず、さまざまな層の支持を集めている。

 また、コロナ下でテレワークやオンラインサービスが普及し、企業のIT化が加速している中、IT・通信の分野からは「Sky(スカイ)」(221位)、「三菱総合研究所」(223位)、「ラクス」(279位)、「沖縄セルラー電話」(285位)、「日本総合研究所」(296位)、「パランティア・テクノロジーズ」(297位)の6社が前年圏外から新たにランクイン。総合ランキング300社のうちIT・通信は19社、その中で6社が新たな顔触れとなり、大手のシステムインテグレーターだけでなくクラウドサービスを提供する新興企業もランクインしている。

次のページへ (2/2) 【表】「トヨタ自動車」が1位、「グーグル」が2位! 5003人が回答「doda転職人気企業ランキング2021」トップ50
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