劇場版・鬼滅の刃、“400億円突破”ならず 5000万円上積みで快挙まであと「3000万円」
昨年10月16日に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、5月16日現在で興行収入が「399.7億円」となった。日本の歴代映画興行収入で史上初となる「400億円突破」はならなかった。17日に興行通信社が発表した。
日本映画最速「100億円」など記録づくめのヒット中
昨年10月16日に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、5月16日現在で興行収入が「399.7億円」となった。日本の歴代映画興行収入で史上初となる「400億円突破」はならなかった。17日に興行通信社が発表した。
本作は記録的ヒットを続け、公開から3日間で動員342万人、約46億2311万円と歴代日本映画の興行記録を塗り替えた。公開から10日間では日本映画史上最速での100億円を記録した。
さらに、昨年12月27日までの73日間の成績で、動員2404万9907人、324億7889万5850円をマークし、それまでの日本映画の歴代興収トップだった「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督、2001年)の「316億8000万円」を上回った。全国映画動員ランキングでは公開から12週連続で首位を記録。5月9日発表の興収は「399.2億円」であと一歩のところまで迫っていた。
「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)による初の「週刊少年ジャンプ」の連載コミック。大正期を舞台に、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が鬼になってしまった妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、仲間とともに成長し、鬼を退治するストーリーだ。19年4月からテレビアニメ版が放送されると、アニメファンから一般ファンへ人気が拡大した。
○歴代映画興行収入ランキング(興行通信社調べ)
1位「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(399.7億円/2020年)
2位「千と千尋の神隠し」(316.8億円/2001年)
3位「タイタニック」(262億円/1997年)
4位「アナと雪の女王」(255億円/2014年)
5位「君の名は。」(250.3億円/2016年)
6位「ハリー・ポッターと賢者の石」(203億円/2001年)
7位「もののけ姫」(201.8億円/1997年)
8位「ハウルの動く城」(196億円/2004年)
9位「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(173.5億円/2003年)
10位「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(173億円/2002年)
※順位「作品タイトル」(興収・億円/公開年)