ペットの名前に異変 猫3連覇の「レオ」陥落 「ペットの名前ランキング2021」発表
アイペット損害保険株式会社は、2020年4月1日~21年3月31日の間に、保険に新規で加入のペットを対象に、名前についての調査を実施。その結果を発表した。
人気が急上昇した名前が増える
アイペット損害保険株式会社は、2020年4月1日~21年3月31日の間に、保険に新規で加入のペットを対象に、名前についての調査を実施。その結果を発表した。
総合ランキングでは、犬・猫共に「むぎ」が初の第1位を獲得し、17年度に調査を開始して以降初めて、犬・猫共通で同じ名前がトップを飾った。
犬の「むぎ」は、昨年圏外から初めてトップ10入りを果たし、そこからわずか1年でトップの座に輝いている。また、猫の「むぎ」も、調査開始以来3連覇中だった「レオ」を押しのけ首位に躍り出るなど、ここ数年で「むぎ」の人気は急上昇している。
また、今回犬・猫共に初ランクインを果たした「ラテ」は、昨年新シリーズが開始した子ども向けアニメに登場するかわいらしいキャラクターの名前にも採用されており、来年以降も人気が高まっていくことが予想される。
一方で、これまで毎年ランクインしていた犬の「もも」、猫の「ルナ」「そら」が初めて総合ランキングから圏外に後退する結果となった。
犬の性別ランキングでは、男の子は「レオ」、女の子は「ココ」が6年連続でトップの座を守り、不動の人気を誇っている。男の子では1位「レオ」、2位「マロン」、3位「チョコ」、4位「そら」まで昨年と同様の順位となっており、上位陣は安定した人気をキープ。女の子のランキングでは、1位から10位まで昨年と同じ顔ぶれが並ぶ中、3位の「むぎ」が4つ、5位の「こむぎ」が3つ順位を上げるなど、「むぎ」がつく名前の人気が急上昇した。
猫の性別ランキングでは、昨年に引き続き男の子は「レオ」、女の子は「きなこ」がトップ。男の子では、総合ランキングで惜しくも首位の座を譲ることになった「レオ」が、6年連続で1位の座を守り抜いた。女の子では、昨年より4つ順位を上げた「むぎ」や、初のランクインとなった8位の「こむぎ」、2年ぶり、3年ぶりに再ランクインを果たした9位の「マロン」、10位の「あずき」など、「食べ物」をモチーフにした名前が人気のようだ。
犬種別の名前ランキングでは、昨年同様にトイプードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフンドで「モカ」「チョコ」「マロン」「ココ」が共通してランクイン。柴犬も昨年に引き続き、ひらがなで和風な名前が並んだ。3位「まめ」、5位「はな」が2年ぶりにランクインする中、4位の「こむぎ」は初のトップ5入りを果たすなど、他の3犬種と比べて毎年顔ぶれが入れ替わっている。
猫種別の名前ランキングでは、総合ランキングで第1位となった「むぎ」が、3種に共通してランク入り。アメリカン・ショートヘアでは、呼びやすくかわいらしい印象がある「2文字」の名前が上位に並ぶ結果となった。