コロナ禍をぶっ飛ばせ! ひたすら明るい「スマイルピッサリ」コンビが日本中に笑みを運ぶ

DDTの4・11後楽園ホール大会でKO-Dタッグ王者・坂口征夫、樋口和貞組に挑戦する「スマイルピッサリ」コンビが底抜けの明るさで、日本に元気を運んでくる。

HARASHIMA(右)と岡林裕二は楽しいお酒を楽しんでいる【写真:柴田惣一】
HARASHIMA(右)と岡林裕二は楽しいお酒を楽しんでいる【写真:柴田惣一】

HARASHIMAと岡林裕二の「スマイルピッサリ」コンビがKO-Dタッグ王者に挑戦

 DDTの4・11後楽園ホール大会でKO-Dタッグ王者・坂口征夫、樋口和貞組に挑戦する「スマイルピッサリ」コンビが底抜けの明るさで、日本に元気を運んでくる。

 DDT・HARASHIMAの爽やかなスマイルと、大日本プロレス・岡林裕二の明るく元気なピッサリの組み合わせは、コロナ禍の今こそ日本中が求めている最強のチームだろう。

 2人は昨年暮れの「年を越さない年越しプロレス」のタッグトーナメントでコンビを結成。ファンによる公開抽選会で決まった偶然の産物だが、抽選でタッグが決まったときの「おー!」という喜びようは、思わずこちらも笑顔になるほどだった。

 実は以前からサンリオ展示会や飲み会で同席していた旧知の仲。とにかく明るい2人はお酒も強く、飲むほどに酔うほどに話も弾み、いつ何時でも楽しく盛り上っていた。

「岡ちゃんと組みたかった」というHARASHIMA。「いやー、自分もうれしかった」と呼応する岡林。相思相愛とはこの2人。チーム名もすんなり「スマイルピッサリ」と決まった。

「これはもう優勝しかない!」との宣言通り、見事に優勝。息もピッサリ……いや、息もピッタリ。実力は折り紙つきの2人。1プラス1が5にも10にもなった。激しく熱い試合は素晴らしかった。

「これで終わるのはもったいない。もっと組みたい」と、その後もタッグ継続の意志を示していた2人だが、KO-Dタッグベルトへの挑戦が決まった。

 チャンピオンコンビの坂口と樋口は、寡黙で物静かなタイプ。スマイルピッサリとは、あまりにも対照的で、調印式でコメントする際の声量の違いも、マイクの故障かと思ったほどだ。

 先日、ソーシャルディスタンスなどのコロナ対策を講じた上で、スマイルピッサリの激励会が少人数で開催された。「頑張れ!」のプレートが付いた巨大ハニートーストも、仲良く分け合っておいしく完食。「ベルトを巻いたら祝勝会だ! 頑張ろうね!」と健闘を誓った。

 花や自然を愛し、優しく温和で「妖精さん」の異名を持つHARASHIMAと、精力抜群の豪快な「ゴーレム」岡林は、まるで童話か絵本にでも登場しそうな2人。いろいろと語り合い親交を深め、チームワークに自信を深め「万全の体制で挑戦しよう」と、お互い励まし合っていた。

「頑張って」と相手に言うだけではなく「頑張ります」と自分のことだけ言うのでもなく「お互い頑張ろう」というのは「自分も頑張るから、あなたも頑張って」という意味。穏やかな気持ちを自分も相手も共有するので親近感も覚え非常に効果的だという。

 先行きが見えない、この不安なご時世。気分も沈み暗くなりがちな世の中だからこそ、明るく元気に勝利を収め、高らかに「ピッサリー!」と笑顔で叫んでほしい。

 春爛漫。桜の次はスマイルピッサリの満開が待ち遠しい。

次のページへ (2/2) 【写真】KO-Dタッグ王座を争う4人
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