音楽プロデューサー松尾潔氏の初小説、岩田剛典が表紙カバーに「憂いや不安を演じて」と切望

音楽プロデューサーの松尾潔氏が、2月17日に初小説となる「永遠の仮眠」(新潮社)を発売する。音楽プロデューサーとシンガーの邂逅を通じ、音楽業界の内実を克明に描いた本作。表紙カバーに、松尾氏がデビュー曲をプロデュースした三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典が起用されることも決まった。

小説「永遠の仮眠」で“共演”した松尾潔氏(右)と岩田剛典
小説「永遠の仮眠」で“共演”した松尾潔氏(右)と岩田剛典

今市隆二&登坂広臣のコメントも 2月17日小説「永遠の仮眠」リリースへ

 音楽プロデューサーの松尾潔氏が、2月17日に初小説となる「永遠の仮眠」(新潮社)を発売する。音楽プロデューサーとシンガーの邂逅を通じ、音楽業界の内実を克明に描いた本作。表紙カバーに、松尾氏がデビュー曲をプロデュースした三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典が起用されることも決まった。

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 第50回日本レコード大賞をはじめ、数々の受賞歴を持ち、日本を代表する音楽プロデューサーの松尾氏。SPEED、MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。その後、プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、東方神起、三代目J SOUL BROTHERS、JUJUなどを成功に導いてきた。これまで提供した楽曲の累計セールス枚数は3000万枚を超す。

 松尾氏と岩田の関係は縁深い。岩田は2010年に三代目JSBのパフォーマーとしてデビュー。グループのメンバーを決めるオーディションで審査員を務めたのが松尾氏だった。デビュー当時、まだ大学生だった岩田との交流は、松尾氏に強い印象を与えた。本書のストーリーでも主人公の悟は新人発掘オーディションの審査員をし、デビューさせたシンガー・義人のプロデュースする。作中の重要な人間関係と、2人の関係性には共通項があったのだ。

 デビュー前からお互いを知る深い関係性と、作品との共通項から表紙カバーで「登場人物の憂いや不安を演じて欲しい」と切望し、真っ先に松尾氏の頭に浮かんだのが、岩田だった。

 松尾氏は「デビューをきっかけに知り合ったダンス好きの大学生が、10年後には誰もが知る俳優として私のデビュー小説の表紙カバーに登場する。この事実こそ物語の名に値するのかもしれない」と語っている。

 今回、小説「永遠の仮眠」に対して、三代目JSBのメンバーからコメントが届いた。

 ■岩田剛典
「主人公である音楽プロデューサーとシンガーがスタジオで交わす会話は、本当にリアル。派手ではない、地味な会話の積み重ねで、信頼関係は培うから。自叙伝のような感覚で読みました」

 ■今市隆二
「松尾さんが小説を書かれると聞いて胸が躍りました。三代目 J SOUL BROTHERS のデビュー曲「Best Friend’s Girl」は松尾さんプロデュース。松尾さんが手掛ける歌詞は技術的な部分は勿論、時にはストレートな言葉を使い、物語をしっかり心に届けてくれます。今回の小説では松尾さんが生きてきた証を感じました。物語の登場人物の運命がどうなっていくのか是非楽しんで下さい。多くの方に『永遠の仮眠』が届くことを願っています」

 ■登坂広臣
「松尾さんがこの度、初めて小説を発表されるという事で、非常に楽しみにしていました。僕らのプロデュースして頂いた楽曲の歌詞なども改めて読み返し、さらに松尾さんの描く世界観や思いなど、今作を通して強く感じる事が出来ました」

次のページへ (2/2) 【画像】「自叙伝のような感覚…」岩田剛典が表紙を飾った「永遠の仮眠」のカバー
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