長谷川博己、「麒麟がくる」の「本能寺の変」は「これまでにない新しいものになる」
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀を演じる主演の長谷川博己が、このほど、これから同作の放送が終盤に入るにあたり、NHKを通じてコメントを寄せた。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀として過ごした1年半の思い告白
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀を演じる主演の長谷川博己が、このほど、これから同作の放送が終盤に入るにあたり、NHKを通じてコメントを寄せた。
長谷川は「約1年半光秀を演じさせていただきました。撮影中、いろいろなことがありましたが、長期間の撮影の中で、キャラクターに深みが増したといいますか、熟考して光秀という役に向き合えたすごくいい時間だったなと思います。早く結末を迎えたいと思う気持ちもある一方で、いざ終わりに近づくと、この役から離れることに少し寂しい気持ちもしています」と、光秀として生きてきた生活の終了にさみしさをにじませた。
また「光秀は、さまざまな登場人物たちにたくさん刺激を受けます。共演者のみなさんからもらった光のようなものを自分の中に取り入れて、光秀をここまで体現できたと思います。今は光秀が本当にこういった人生だったのではないかと疑いなく思えていますし、そのくらい、光秀の人生をがっちり過ごせました。こういった状況なので、雑談などはたくさんできなかったのですが、終始ミステリアスだった(信長役の)染谷(将太)さんにいろいろと話しかけてみたり、(秀吉役の佐々木)蔵之介さんには現場を引っ張ってもらったり、制限がある中でみなさんと楽しい時間を共有させていただきました」と、一緒に時間を過ごした共演者への思いも明かした。
最後は「これから物語は佳境を迎えることになりますが、その先には皆さんも気にされている『本能寺の変』が待っています。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、『本能寺の変』に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は『本能寺の変』に至ったのか。見てくださる皆さんに、その心の機微を感じ取っていただき、感情移入していただけたらうれしいです。この役から離れるのは少し寂しい気持ちもありますが、クライマックスは本当に面白いものになっていると思いますので、最後までみなさんに楽しんでいただければうれしいです。そして、次に始まる『青天を衝け』につなげられたらいいなと思っております。ずっとこうやって大河ドラマを続けていってもらいたいなと、何があっても続けてもらいたいなと思っています」とした。