NHK「麒麟がくる」大河ファンに“浮気なし” 強力な裏番組にも動じず

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第37回が20日に放送され、関東地区の平均世帯視聴率が、先週の第36回の数字を0.1ポイント下回る12.2%(ビデオリサーチ調べ)だったが、これは、大河ドラマファンのハートをガッチリつかんでいることを意味する価値ある数字といえそうだ。

「麒麟がくる」で主演を務める長谷川博己【写真:ENCOUNT編集部】
「麒麟がくる」で主演を務める長谷川博己【写真:ENCOUNT編集部】

安定しているNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の平均世帯視聴率

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第37回が20日に放送され、関東地区の平均世帯視聴率が、先週の第36回の数字を0.1ポイント下回る12.2%(ビデオリサーチ調べ)だったが、これは、大河ドラマファンのハートをガッチリつかんでいることを意味する価値ある数字といえそうだ。

 理由は、同日放送の午後8時台の裏番組に動じなかったこと。同日はテレビ朝日系「M-1グランプリ2020」やフジテレビ系「鬼滅の刃・柱合会議・蝶屋敷編」など、いつも以上に強力な裏番組がそろった。関東地区の平均世帯視聴率は「M-1グランプリ2020」は19.8%、「鬼滅の刃・柱合会議・蝶屋敷編」も14.4%と高視聴率を記録した。「麒麟がくる」は大きな影響を受けることも考えられたが、先週とほぼ同じ数字をキープした。ここ数か月を振り返っても、13%前後とほぼ一定の数字を記録している。

 今回の数字は「麒麟がくる」の底力が証明されたとも言えるのではないだろうか。根強い大河ドラマファンが、裏番組に“浮気”することなく、しっかりと「麒麟がくる」を支えている。最近は俳優陣の気迫のこもった演技を評価する声がNHKの内外から聞こえてくる。今後、物語は明智光秀と織田信長の関係に変化が生じるなど見どころも満載と聞く。今後、どこまで数字を上乗せできるか注目される。

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