スマホ“乗っ取り”でPayPay不正利用、預金全額を引き出され…被害者ぼう然 偽アプリを使った手口とは
連日のように企業の情報漏洩が問題となるなか、コード決済サービス「PayPay」を不正利用され、連携していた銀行口座の預金を抜き取られる被害が相次いで報告されている。いったいどのような手口で銀行預金が引き出されるのか、また、有効な対策はあるのか。ネット上で被害を報告した当事者の男性に詳しい話を聞いた。

悪質なマルウェア(偽アプリ)を通じて端末を遠隔操作、スマホを乗っ取り銀行預金を引き出し
連日のように企業の情報漏洩が問題となるなか、コード決済サービス「PayPay」を不正利用され、連携していた銀行口座の預金を抜き取られる被害が相次いで報告されている。いったいどのような手口で銀行預金が引き出されるのか、また、有効な対策はあるのか。ネット上で被害を報告した当事者の男性に詳しい話を聞いた。
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「PayPay不正利用で銀行預金のほぼ全て取られました」
今月下旬、SNS上で拡散したPayPayの不正利用を巡る被害報告。一連の投稿には、約30万円にのぼる送金履歴の画像や、ウイルス侵入による遠隔操作で預金が奪われてしまったことなどがつづられている。
端末が乗っ取られ、PayPayを通じて銀行預金が全額引き出されてしまうという手口に、ネット上では「私もやられました」「そう言うのが怖いので、銀行やカードと紐付けせずに都度ATMでチャージしてます。便利ですけど紐づけは危険です」「やっぱり現金主義にします」など、懸念の声が相次いでいる。
投稿者は北陸地方で自営業を営む50代の男性。今月26日の夕方、利用している地方銀行のアプリを開いたところ、預金が「4660円」となっており、被害が発覚したという。
「銀行アプリの画面上で、3回に分けてPayPayにチャージしてることが分かり、慌ててPayPayを確認したところ、チャージした分だけ知らない相手に送金されていました。PayPayは普段から利用していましたが、PayPay自体の残高は変わっていなかったので気づかなかった」
男性は日常的にiPhoneを利用しているほか、自宅用にAndroidを所有している。25日朝、Android操作中にSNSに流れてきた「TikTok18」というアプリを興味本位でインストール。App Storeでないことに気付き、不安になり途中でダウンロードを中止したが、ウイルスに侵入を許してしまった可能性があるという。
「インストール途中で怖くなり中止しましたが、遅かったようです。警察からもそれが原因で遠隔操作されてる可能性があると言われました。どうやって乗り越えればいいのか……。パニックが過ぎて、今は放心状態です」
「TikTok18」や「TikTok18+」はTikTok公式とは一切関係がなく、悪質なマルウェア(不正ソフト)として警察なども注意を呼び掛けている。大阪府警では「【緊急】偽アプリ『TikTok18+(プラス)』にご注意ください!」と公式サイト上で注意喚起。インストールすることで、個人情報・パスワードの流出、クレジットカード情報の流出、スマホの遠隔操作、インターネット口座からの不正送金などの被害に遭う可能性を指摘している。
大阪府警では、被害に遭わないための対策として「公式ストア(Google Playなど)以外からアプリを入れない」「『提供元不明なアプリ』は設定でブロックする」「端末の設定を『提供元不明なアプリは許可しない』にしておく」などの防衛策を提示。もしインスト―スしてしまった場合には、「すぐにアプリを削除(アンインストール)する」「スマホを機内モード(通信遮断)にし、セキュリティソフトでスキャンする」「端末の初期化も検討する」「重要なサービス(SNS・銀行・ECサイト等)のパスワ-ドを変更する」などの対応を呼び掛けている。
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