タイの口から出てきた“謎の寄生虫”に妻が悲鳴、夫は好奇心で試食…衝撃の正体は「縁起物」

謎の「寄生虫」が出現したタイのアクアパッツァ 【写真:ユキト@バツイチ投資家(@yukito_ueful)さん提供】
謎の「寄生虫」が出現したタイのアクアパッツァ 【写真:ユキト@バツイチ投資家(@yukito_ueful)さん提供】

食べても害がないとされる「タイノエ」

 グランピングを楽しんでいた夫婦が、アクアパッツァを食べていたところ、タイの口の中からまさかの「寄生虫」が現れた。エイリアンのような姿に妻は絶叫したというが、実は食べても害がないとされ、縁起物として珍重されてきた歴史もあるという。この思いがけない出来事を報告したSNS投稿が大きな話題になっている。投稿した夫に話を聞いた。

人気俳優の韓国からスタートした愛車遍歴…“顔”で決めるクルマ選び(JAF Mate Onlineへ)

「アクアパッツァのタイの口の中からコイツが出てきて妻絶叫」

 20日、こうXに投稿したのは「ユキト@バツイチ投資家」(@yukito_ueful)の名前で発信している40代の男性。当日は30代の妻と関西地方のグランピング施設を訪れ、施設が用意したバーベキュー調理用のアクアパッツァを食べたという。

 添えられた写真には、おいしそうなタイのアクアパッツァと、そのタイの口から取り出された謎の生き物が写っている。生き物は体に何本もの脚があり、まるでSF映画に出てくるエイリアンのような不気味な姿だ。

 その正体は、魚の口の中に寄生する甲殻類の「タイノエ」。いったい、どのような状況で発見したのか。

「タイをほぐして食べていた際、頭を持ち上げると見慣れぬ塊が顔をのぞかせていて、取り出すと写真のタイノエでした。私は知識として知っていたので『タイノエだ』という反応でしたが、妻は虫がダメなので『うわぁぁぁぁぁあぁぁああ!』と声を上げてドン引きしていました」

 ウオノエ類の一種であるタイノエは、鳥羽水族館の公式ホームページなどによると、マダイやチダイなどの口の中、特に上あごに寄生する生き物で、魚の体液などを栄養源としている。

 ウオノエ類にはさまざまな種類があり、サヨリやアカムツなどにもその仲間が寄生する。釣りや鮮魚をさばく場などでは、たまに見られることで知られる。

実は「縁起物」 夫が試しにかじってみると…

 下関市立しものせき水族館「海響館」の公式サイトでは、かつてタイノエは「鯛の福玉」とも呼ばれ、縁起物として珍重されていたと解説されている。食べても問題ないとされ、江戸時代には現在の山口県に当たる長州で食用にされていたとの記録が残るという。

 投稿者も発見後、すぐにインターネットで調べ、食べられることや縁起物であることを知った。そこで、好奇心から実際に口にしてみた。

「試しにかじってみたのですが、アクアパッツァのように煮物に近い調理方法だと、殻が硬くて食べられませんでした」

 ネット上では「唐揚げにしたらエビのような風味でおいしかった」という感想もあり、グロテスクな見た目に反し、調理方法によっては意外な珍味になるのかもしれない。

 今回の投稿は、3.4万件以上の「いいね」を集める大反響に。SNS上では「これは無理かも…絶叫する気持ちわかります」「昔、カマスを食べていた時に出てきてトラウマです」「タイノエは鯛釣りする人からしたら憧れというか、縁起物です。アクアパッツァから出てくるのはかなりレアかと!」など、さまざまな反応が寄せられた。

 投稿者は予想以上の反響を受けて感じたこととして、「タイノエの認知度が思ったほど高くないことがまず一つと、逆に認知している人は詳しい情報を持っていて、そのギャップが大きい」と語った。

 寄せられた反応にも違いがあったようで、「初めて見た人はタイノエの見た目のインパクトへの反応が大きく、逆に知識のあった人は味への反応が多かったことも特徴的でした」と話した。

次のページへ (2/2) 【写真】インパクト絶大な実際の写真
1 2
あなたの“気になる”を教えてください