つばきファクトリー24歳・秋山眞緒、武道館で涙の卒業…活動10年「ママ、パパ。少しは恩返しできていたかな」
アイドルグループ・つばきファクトリーが26日、東京・日本武道館で全国秋ツアー「つばきファクトリー CONCERT 2026 AUTUMN Bloomy Groovy Story 秋山眞緒 Final『花音 -はなおと-』」最終公演を開催した。持ち前のダンスと表現力でグループをけん引してきた24歳の秋山眞緒は、この日のステージをもって同グループおよびハロー!プロジェクトを卒業。ラストステージでは2時間50分にわたり、仲間たちとともに25曲を披露した。そして、集まった約7500人のファンには笑顔と涙で感謝を告げた。

グループ念願のバンド編成ツアー
アイドルグループ・つばきファクトリーが26日、東京・日本武道館で全国秋ツアー「つばきファクトリー CONCERT 2026 AUTUMN Bloomy Groovy Story 秋山眞緒 Final『花音 -はなおと-』」最終公演を開催した。持ち前のダンスと表現力でグループをけん引してきた24歳の秋山眞緒は、この日のステージをもって同グループおよびハロー!プロジェクトを卒業。ラストステージでは2時間50分にわたり、仲間たちとともに25曲を披露した。そして、集まった約7500人のファンには笑顔と涙で感謝を告げた。(取材・文=下城万由子)
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定刻を迎えて暗転したメインステージ。サングラスをかけた秋山がジャンプアップで登場し、ライブが幕を開けた。重低音が響き渡る中、激しいダンスパフォーマンスを披露しながらセンターステージへと躍り出ると、会場は瞬く間に真っ赤なペンライトの光で染め上げられた。その後、メインステージにバンドとメンバーたちが姿を現し、会場のボルテージは一気に上昇した。
爆発的なエネルギーを放つアッパーチューン『Power Flower~今こそ一丸となれ~』からスタート。ステージに炎が上がり、燃え盛るようなオレンジのライトが会場を照らし出した。客席が揺れるほどの大音量のコールが巻き起こり、会場は一体感に包まれた。続く『ハナモヨウ』では、つばきファクトリーらしい凛とした女心を描いた歌詞と、アップテンポなサウンドの融合で観客を魅了した。
4曲を披露後、秋山は笑顔で意気込みを語った。
「つばきファクトリーで重ねてきた時間や思いを今日、このステージにすべて込めたいなと思いますので、皆さん一緒に楽しんでいきましょう! よろしくお願いします!」
つばきファクトリーは2015年4月にハロプロ研修生により結成し、17年2月にメジャーデビュー。現在は谷本安美、小野瑞歩、小野田紗栞、秋山、河西結心、福田真琳、豫風瑠乃、石井泉羽、村田結生、土居楓奏、西村乙輝の11人で活動している。ツバキの花のように凛とした気品やエレガンスを漂わせる一方で、ステージに立てばハロプロ屈指の歌声と圧倒的な熱気でフロアをけん引する。第50回日本有線大賞新人賞や、第59回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞するなど、その実力には定評がある。
秋山は15年にハロプロ研修生へ入り、16年につばきファクトリーの追加メンバーとして加入。グループのパフォーマンスを牽引するダンサーとしての評価が非常に高く、ハロー!プロジェクトのダンス選抜ユニットのL!PPにも選出。ステージ上のクールでダイナミックな表現と、普段の飾らない明るい人柄のギャップも魅力で、多方面で個性を発揮している。今年3月に「やってみたいこと、挑戦したいことが明確に出てた」とし、グループおよびハロプロからの卒業を発表していた。
本公演は、グループにとって念願のバンド編成ツアー。生演奏ならではの躍動感あふれるサウンドに乗せ、よりダイナミックで迫力に満ちたパフォーマンスをファンへと届けた。また、開演前の影ナレーションは、共演歴のある元ABCテレビでフリーアナウンサーの増田紗織が担当するなど、記念のステージにふさわしい特別な演出も光った。
MC後には、今年8月に配信された『愛=運+縁+恩』をパフォーマンス。「あいうえお」のフレーズが印象的なかわいらしい世界観と、メンバーの愛きょうたっぷりな決め台詞で会場を多幸感あふれる空気で包み込んだ。
中盤のメドレーでは、メジャーデビュー曲『初恋サンライズ』や『うるわしのカメリア』といった初期の楽曲群が立て続けに響き渡った。デビュー当時からの歩みを秋山とともに振り返るような構成は、グループの原点と絆を再確認させると同時に、新たな門出を迎える彼女を全員で温かく送り出す時間となった。
ライブ後半戦に入ると、観客は一層の熱狂を見せた。『I Need You ~夜空の観覧車~』では感極まり、涙を流しながら歌唱するメンバーもいた。最後には全員で「まおぴん大好きー!」と力いっぱいに叫び、旅立つ秋山への惜しみない愛を爆発させた。

軌跡と感謝を込めた歌声…聴き入る観客
本編終了後、客席から大音量の「まおぴん」コールが響き渡る中、赤色のドレスに身を包んだ秋山がステージへ登場した。卒業曲に選んだのは『足りないもの埋めてゆく旅』。元メンバーの山岸理子と岸本ゆめのの卒業公演で、残るメンバーから2人へと贈られた大切なナンバーだ。バンドの生演奏にこれまでの軌跡と感謝を込めた歌声。それを全観客が聴き入った。そして、秋山は歌唱後に涙を流しながらあふれる感謝を言葉にした。
「皆さんが愛してくれた私を私自身も愛せるようになったこと。それは、皆さんからいただいた何よりも大きな贈り物です。皆さんがいてくださったからこそ、今の私がいます。本当にありがとうございます。つばきファクトリーで過ごした時間は、一つひとつ違う色を持った花のように、私の人生を鮮やかに彩ってくれました。
明日からの日常に、大好きなメンバーがいないと思うと、胸が痛いです。お腹を抱えて笑った日も、ぶつかり合った日も、すべてが愛おしく、自分のこと以上に大切にしたいと思える仲間に出会えたこと、心から感謝しています。
みんなと出会い、同じ時代を生きて、同じ夢を追いかけられたこと。つばきファクトリーという場所で、こんなにもたくさんの愛を知れたこと。その全てが、私の人生に刻まれた、色褪せることのない大切な一章です。
ママ、パパ。少しは恩返しできていたかな。今日までたくさんの愛を本当にありがとう。今日までの全ての出会いと愛を胸に、これからはまた新しい人生を歩んでいきます。未来の自分に限界をつくらず、心に正直に、まだ見ぬ世界で私らしい花を咲かせていきたいです。今はアイドルとして再びステージに立つことは考えていませんが、いつかまた皆さんと出会える日が来たなら、あたたかく見守っていただけたら幸せです。
皆さんの心の片隅にも、秋山眞緒という花が咲き続けますよーに。私が心から愛したつばきファクトリーを、これからも皆さんの愛でいっぱいにしてください。そして皆さんも、自分自身をたくさん愛して、あなたらしい花を咲かせてくださいね。ハロー!プロジェクトで11年。つばきファクトリーで10年。私を見つけ、愛し、育ててくださったすべての皆様。本当に、本当にありがとうございました」
メッセージの後、ステージに再びメンバーが登場し、涙を浮かべながら秋山へ愛のメッセージを贈った。最年少の西村は、声を詰まらせながら「秋山さんのいるつばきファクトリーに入れて本当に良かったです」と真っ直ぐな感謝の言葉を伝えた。
涙を浮かべるメンバーと温かなファンの愛に包まれ、秋山のアイドル人生は幕を閉じた。最後まで堂々とした笑顔を輝かせ、仲間とともに駆け抜けた10年間にピリオドを打った。
<「つばきファクトリー CONCERT 2026 AUTUMN Bloomy Groovy Story 秋山眞緒 Final『花音 -はなおと-』」セットリスト>
1.Power Flower~今こそ一丸となれ~
2.ハナモヨウ
3.アドレナリン・ダメ
4.今夜だけ浮かれたかった
5.愛=運+縁+恩
6.三回目のデート神話
7.まっぴらだってば!
8.純愛クラッシャー
9.低温火傷
10.雪のプラネタリウム
11.ふわり、恋時計
12.初恋サンライズ
13.妄想だけならフリーダム
14.鼓動OK?
15.うるわしのカメリア
16.FireWorks
17.君と僕の絆
18.涙のヒロイン降板劇
19.月夜のパ・ド・ドゥ
20.弱さじゃないよ、恋は
21.でも…いいよ
22.INeed You~夜空の観覧車~
23.断捨ISM
24.マサユメ
25.大好きなのに、大好きだから
26.My Darling Do you love me?
【アンコール】
27.足りないもの埋めてゆく旅
【卒業セレモニー】
28.ゼロからのうた
29.帰ろうレッツゴー!
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