作曲家・都倉俊一氏、文化勲章受章に「光栄の極み」 山口百恵さん『ひと夏の経験』ほか1100曲以上のヒット曲で功績

作曲家の都倉俊一氏が23日、都内で行われた令和8年度文化勲章受章会見に出席。文化勲章は、日本の芸術や科学技術などの文化の発展や向上にめざましい功績を挙げた人に授与される日本の勲章。当日、都倉氏は「光栄の極み」と喜びの声を上げた。

令和8年度文化勲章を受章する都倉俊一氏【写真:ENCOUNT編集部】
令和8年度文化勲章を受章する都倉俊一氏【写真:ENCOUNT編集部】

「そろそろ心に染み入るメロディーを」と今の音楽界を言及

 作曲家の都倉俊一氏が23日、都内で行われた令和8年度文化勲章受章会見に出席。文化勲章は、日本の芸術や科学技術などの文化の発展や向上にめざましい功績を挙げた人に授与される日本の勲章。当日、都倉氏は「光栄の極み」と喜びの声を上げた。

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 都倉氏は1969年に作曲家デビュー。ピンク・レディーや山口百恵さんらを発掘し、ヒット曲は1100曲以上、レコード売上枚数は6000万枚を超える。作詞家・阿久悠さんとの名コンビで、ピンク・レディー『ペッパー警部』や山本リンダ『狙いうち』、山口百恵さん『ひと夏の経験』などの多くのヒット曲を手がけた。

 会見に登壇した都倉氏は「文化勲章という大変な栄誉をいただきました。非常に緊張いたしておりますと共に、本当に光栄の極みというふうに感じております。思いますれば、我が国の大衆音楽の中でのポピュラーミュージックというのは、戦後、欧米のより強い影響を受けて、開始せざるを得ませんでした。特にアメリカから入ってまいりましたスイングジャズやロックンロールの影響を受けまして、今日の日本のJポップにつながるポピュラーミュージックというジャンルが確立するに至ります。その間に多くの先達の方たちの活躍、また努力があるわけであります。そして我々と共に昭和平成を駆け抜けてまいりました。筒美京平さんや中村八大さん。皆さん鬼籍に入られた方ばかりでありますが、その方たちを代表して私がこの栄誉をいただいたというように思っております」と感慨深げに語った。

 また、都倉氏がヒット曲を量産していた70年代ころを振り返り、「テレビが非常に隆盛を極めていました。非常に映像が音楽に密接に結びついた時代に、サウンドというものの重要性が非常に高まったと思いますね。テレビ時代に本当にそのアーティストがどんな登場の仕方をするかみたいな、そういう、じゃあイントロはどのぐらいの重要性があったのかということを振り返りますと、やっぱりサウンドっていうものなしに、ああいうテレビ時代のヒット曲っていうのはないというふうに思います。ラジオだけで聴いてた、昔の演歌から変えていくみたいな時代と、それからテレビ時代のいわゆるポピュラーミュージックの概念とは、やっぱりそこで時代的な大きな差が出てきたんですね」と語り、「今ってダンスミュージックがもう20年以上世界を席巻している。もうそろそろですね、心に染み入るようなメロディーを欲する時代が来るのかなと思っています」と今の音楽界にも言及した。

 なお文化勲章は、11月3日に皇居で天皇陛下から直接授与される。

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