『ヴィジョンクエスト』ウルトロン“復活”の理由とは 制作陣が明かす狙い「原点であり父親」
マーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ『ヴィジョンクエスト』が、ディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスで独占配信中だ。本作には、かつてアベンジャーズを窮地に追い込んだ宿敵・ウルトロンが約10年ぶりに実写MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品に再登場する。ショーランナーを務めるテリー・マタラス氏が、ウルトロンを復活させた理由を明かしている。

ディズニープラスで独占配信中
マーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ『ヴィジョンクエスト』が、ディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスで独占配信中だ。本作には、かつてアベンジャーズを窮地に追い込んだ宿敵・ウルトロンが約10年ぶりに実写MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品に再登場する。ショーランナーを務めるテリー・マタラス氏が、ウルトロンを復活させた理由を明かしている。
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本作は、『アベンジャーズ』シリーズを中心に数々の作品で活躍してきた人造人間・ヴィジョンを主人公とする物語。ヴィジョンは、トニー・スターク=アイアンマンが生み出したAIを基に誕生し、アベンジャーズの一員として数々の戦いに身を投じてきた。
ヴィジョンとウルトロンの因縁は、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から始まった。トニーらが世界平和のために開発した人工知能・ウルトロンは、人類こそが地球を脅かす存在だと判断。人類を滅ぼすことで平和を実現しようとし、アベンジャーズと対立した。
そんなウルトロンに対抗するため、ウルトロンの人工肉体にトニーのサポートAIのプログラムを組み込んで誕生したのがヴィジョンだった。ウルトロンを倒した後、ヴィジョンは人間と共に歩む道を選んだものの、戦いの中で命を落とすこととなった。
その後、記憶を持たない体だけの存在として再起動し、過去の記憶をデータとして取り戻したヴィジョン。しかし、かつての自分に戻ったわけではなく、本作では見覚えのない記憶を手掛かりに、自分自身の存在と向き合っていく。
制作陣がヴィジョンの自己探求を描くうえで着目したのが、その誕生に深く関わったウルトロンの存在だった。マタラス氏は、本作を「父と息子の物語」と位置づけ、ヴィジョンの原点であり、父親ともいえるウルトロンの再登場が必要不可欠だったと説明。「二人の親子としての関係性を展開するのはとても楽しい試みでした」と振り返った。
さらに、ウルトロンの復活について「物語の展開の可能性は無限に広がっていたこのシリーズにおいて、私たちは父と息子の物語を描きたいと考えていました。ではヴィジョンの父親は誰なのか? そこから父親としてのウルトロンの設定が決まっていきました」と経緯を明かしている。
かつて敵として対峙(たいじ)した2人が、本作では父と息子という新たな関係性で描かれる。ヴィジョン役のポール・ベタニーは、主人公が置かれた状況を思春期の子どもに例え、自らの存在意義を模索する不安定な状態にあると説明した。
一方、ウルトロン役のジェームズ・スペイダーは、自身の役どころを「サイコパスなライフコーチ」と表現。マタラスも、ウルトロンを厄介な父親として位置づけており、ヴィジョンにとっては自らの答えを探すための相談相手にもなるという。
かつてアベンジャーズの宿敵として世界を脅かしたウルトロンは、ヴィジョンにとって救いの手となるのか。それとも、自身の目的のために手段を選ばないウルトロンの罠なのか。約10年ぶりに実写MCU作品への本格復帰を果たすウルトロンとヴィジョンの複雑な親子関係に注目だ。
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