タイムズカー情報漏洩、手続き費用“自腹”の現状に当事者が怒り「全額負担させるべき」

運転免許証の画像データなど、約660万件の個人情報が流出したカーシェアリングサービス「タイムズカー」の情報漏洩(ろうえい)問題を巡り、各方面で波紋が広がっている。信用情報機関の登録受付には電話が殺到、つながりにくい状況がつづいており、運転免許証の再交付手続きを行う人も相次いでいる。各種手続きに手間や時間が取られることに加え、現状、費用が自己負担となることに不満の声も……。法人でタイムズカーを契約、運営元から情報漏洩の連絡を受け、運転免許証の再交付手続きをしたという経営者の男性に詳しい話を聞いた。

情報漏洩に波紋が広がっているタイムズカー【写真:ENCOUNT編集部】
情報漏洩に波紋が広がっているタイムズカー【写真:ENCOUNT編集部】

退会済みの会員も含めた約660万件のアカウント情報が漏洩

 運転免許証の画像データなど、約660万件の個人情報が流出したカーシェアリングサービス「タイムズカー」の情報漏洩(ろうえい)問題を巡り、各方面で波紋が広がっている。信用情報機関の登録受付には電話が殺到、つながりにくい状況がつづいており、運転免許証の再交付手続きを行う人も相次いでいる。各種手続きに手間や時間が取られることに加え、現状、費用が自己負担となることに不満の声も……。法人でタイムズカーを契約、運営元から情報漏洩の連絡を受け、運転免許証の再交付手続きをしたという経営者の男性に詳しい話を聞いた。

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 タイムズカーを運営するパーク24は先月28日、外部からの不正アクセスにより、退会済みの会員も含めた約660万件のアカウント情報が漏洩したことを公表。漏洩した情報は、氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレスのほか、運転免許証や現住所確認書類(公共料金の請求書など)の画像データなど、約160万件の本人確認書類も含まれるとしており、成り済ましによる銀行口座の新規開設や消費者金融からの借り入れなど、悪用が懸念されている。

 悪用被害を防止するため、信用情報機関への本人登録や運転免許証の再交付手続きを行う人が相次ぐなか、現段階で各種手続き費用の補償がないことに、ネット上では疑問の声も上がっている。

「タイムズの免許証画像流出被害を受けて平針に免許証再交付に来ました。パーク24に確認したところ『免許の再交付費用2,600円は自己負担して下さい』とのこと。そんな話ある?」

 今月8日、SNS上に投稿された、運転免許証の再交付を巡る体験談。ネット上では「タイムズに全額負担させるべき」「集団訴訟の行方が気になります」「再発行しても免許番号下一桁が増えるだけなのにやる意味あります?」「末尾の数字が増えたら社会的信用度に傷がつきそう」「運転免許センターまでの交通費も払って欲しい」など、さまざまな声が寄せられている。

 投稿者は30代男性で会社経営者のmoja(@moja99758134)さん。4年前、法人契約でタイムズカーのカーシェアリングサービスを会員登録した。

 一連の経緯について、投稿者は「顧客情報流出報道の後、パーク24から免許証画像流出のメールが来て漏洩を知りました。運転免許証の画像があれば銀行口座やクレジットカードを作ることもでき、悪用の恐れがあると思って再交付しました」と説明。運転免許試験場には多くの人が訪れており、タイムズカーでの流出の件を伝えたところ、申請書に「タイムズ」と記載され、スムーズに手続きが行えたという。

 投稿の反響は大きく「運転免許証を再交付しても悪用防止には効果がない」といった意見も寄せられたというが、「悪用を防ぐことはできずとも、悪用された際に本物の免許証ではないという立証にはなります。再発行日以降に古い運転免許証で本人確認をしていたら金融機関やカード会社の過失となりますから」と投稿者。

「再交付手続き自体は簡単にできたので、他の流出被害者にも早急な対応を薦めるために投稿しました。一方で、2600円の再交付費用や運転免許試験場への交通費が自腹なのは納得がいきません」と率直な思いを口にする。

 被害規模が大きく、集団訴訟などの動きも始まっているタイムズカーの情報漏洩。今後どのような展開を迎えるのか、注目が高まっている。

次のページへ (2/2) 【写真】タイムズカーの公式サイト上に掲載されたお詫び
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