CYNHN綾瀬志希、メンバーは「おもしれぇ女×3」 強烈な個性光るヴォーカルアイドルの魅力
“青い未完のヴォーカルユニット”として活動を続ける4人組のCYNHN(スウィーニー)は、群雄割拠のアイドルシーンで、力強い歌声を武器に存在感を放ってきたグループだ。中でも、エモーショナルな歌声と個性的なキャラクターでグループをけん引しているのが、綾瀬志希だ。そんな綾瀬が、思わぬ形で脚光を浴びている。きっかけは、特典会でファンによって撮影されたわずか2秒の映像。ステージ上とのギャップを感じさせる笑顔が、X上で1000万インプレッションを超える反響を呼んだ。

“特大バズ”を追い風に挑むZeppの舞台
“青い未完のヴォーカルユニット”として活動を続ける4人組のCYNHN(スウィーニー)は、群雄割拠のアイドルシーンで、力強い歌声を武器に存在感を放ってきたグループだ。中でも、エモーショナルな歌声と個性的なキャラクターでグループをけん引しているのが、綾瀬志希だ。そんな綾瀬が、思わぬ形で脚光を浴びている。きっかけは、特典会でファンによって撮影されたわずか2秒の映像。ステージ上とのギャップを感じさせる笑顔が、X上で1000万インプレッションを超える反響を呼んだ。(取材・文=中村彰洋)
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9月23日には13thシングル『Opia』をリリースし、11月16日にはZepp DiverCity(TOKYO)でのワンマンライブも控えるCYNHN。突然訪れた追い風を、グループの未来にどのようにつなげていくのか。“バズ”の中心にいる綾瀬に、新曲への思い、メンバーの魅力、そしてCYNHNとして目指す場所を聞いた。
――8月16日に投稿されたファンの方のポストがバズり、わずか1週間でフォロワーが倍増するなど大きな注目を集めました。9月23日には13thシングル『Opia』のリリースを控えるというタイミングでしたが、反響はいかがでしたか。
「驚きましたが、すごくうれしかったです。インストアライブにも新規のお客さんが来てくださって、これまでアイドルに興味がなかったという人から、『ハマっちゃった』と言っていただけたり、ありがたい限りです」
――表題曲『Opia』というタイトルには、どういった思いが込められているのでしょうか。
「瞳に引き込まれていくといった意味があります。この曲の惹きつける魅力で耳が離れられなくなっちゃいますよー! 展開もたくさんあって聴いていて飽きないです。これからのライブでフロアを心酔させられたらうれしいです!」
――今回のダンスは、fishbowlの木村日音さんが担当されたとうかがいました。
「以前、ライブでfishbowlの『深海』という曲を見た時に、ダンスが良すぎて、誰が作ってるのかなと思ったら、日音ちゃんだったんです。いつか日音ちゃんに振り付けしてもらいたいと思っていたんです。そしたら、fishbowlの『鰻登』という曲がYouTubeでバズって、『このままだと爆売れして気軽に頼めなくなる!』と思い、今回お願いさせていただきました」
――今作は『春を攫った』『御似合い』と3曲ともに曲調がガラリと変化していますね。
「本当に狂いました(笑)。特に『Opia』と『御似合い』はレコーディングが近かったので、脳の切り替えが大変でした」

グループ史上最大キャパとなるZepp DiverCityへの思い
――11月16日には、グループ史上最大キャパとなるZepp DiverCity(TOKYO)でのライブも控えていますね。
「Zepp DiverCityはコロナ禍に1度だけ立たせてもらいましたが、ソーシャルディスタンスもあったので、満杯に人を入れることができませんでした。なので、メンバーの中でも、『もう1回やりたい』とよく話していた場所でした。2022年に広瀬みのりちゃんが加入してからは、初めて立つので、過去の後悔ややりたかったことを全部背負って、皆さんにも『見たかったものが見れた』と思ってもらえるように頑張りたいです」
――今回はバンドセットでのステージとなりますがいかがですか。
「バンドセットは、メンバーだけで立つステージとは全く違います。それこそ初めてバンドセットでやらせていただいた時は、バンドに引っ張られてしまい、負けてしまっている感覚があったんです。だけど最近は、自分たちが前に出てバンドさんを引っ張る、巻き込んでいけていると思います」
――まさに、ここ数年でさらに歌唱力が上がった印象を受けました。
「そうなんです。最初は6人から始まって、変化していくたびに、CYNHNに足りないものを補うためにはどうすればいいのか、今まで他の子が担っていたものを、過不足なくCYNHNとして残していくためには、自分のここが足りない、といった作業を繰り返してきました。自分は特にここ数年で、歌い方もかなり変わっていると思います」
――それは意識的に変えようとしたのでしょうか。
「そうです。特に『ループバック・ロールトラッシュ』(26年1月)をもらった時に、『今のままじゃ曲に負けてしまう』と思ったんです。今まで、ボイトレに通ったりもしていましたが、どこかしっくりきていなかったのですが、この曲を歌いこなすために足りないものを本気で見つけたいと思い、トレーナーの人を探して、ばっちり合う人と出会いました。筋トレなどのトレーニングを始めたのもその頃からです」
――『ループバック・ロールトラッシュ』が転機となったんですね。
「この曲を乗りこなす方法、自分がもっと成長する方法を知りたいって。挑戦が好きなんです。そういった大きい壁を越えていくことが好きなので、『絶対やってやるぞ!』とめっちゃ燃えました」

メンバーそれぞれに強烈な個性「おもしれぇ女×3です」
――他のアイドルにはない、CYNHNならではの魅力はどういった部分だと考えていらっしゃいますか。
「やっぱり歌だと思います。全員が違う楽器になれて、個性がある。それぞれができることを最大限やっているということが強いです。あとは、みんなおもしれぇ女なんですよ。そこも注目ポイントです。よく曲がいいと言っていただけますが、曲も良くて、声も良くて……『♪声も顔も不器用なと~こも~』って感じでいっぱい良いところがあります。1度好きになったら離れられなくなっちゃうよ。俺らよりおもしれぇ女いないからねって気持ちです。それぞれの個性が立っているところが魅力です」
――ありがとうございます(笑)。では、綾瀬さんが思うメンバー3人の魅力を教えてください。
「おもしれぇ女×3ですよ。まず、(青柳)透ちゃんは、愛嬌がすごくあって、とにかくギャグセンスの塊です。マジで1秒1秒ボケてます。スベることもあります。『そんなこと思い浮かばない』みたいなこととかを言ったりするんです。この間、透ちゃんがメガネをかけてきて、『なんか今日右目が全然見えないんだよね』って言うから見てみたら、右目だけレンズがついてなかったんですよ。やばくないですか!? しかも色付きだったので、左目だけ青くて、右目は肌色。そういうちょっと面白いところがあるんです。でも、ステージ上だと歌声も凛としていて、ギャップがあって、ハマっちゃう人続出です」
――では、広瀬(みのり)さんはいかがですか。
「みのりちゃんも語録があって、いつか言おうと思って書き溜めていたんですよ。(スマホのメモ帳を開く)……みのりちゃんの奇行があるんです。言葉を知らないのか、変なことを言うんですよ。例えば、『確固たる』を『頑固たる』って言ったり。『タイダイ柄』を『橙柄』って言ったり、『近況報告』を『近状報告』って言ったり……。ちょっと変なところがあるんです。でも、めちゃくちゃ気遣い屋さんです。歩くパワースポットって呼んでるんですけど、普通の人だったら気付かないような些細なことにも気が付いて、先回りしてくれたり。歌声ももちろん聞いていただいたら分かると思うんですけど、すっごくきれいなんです。でも、Wi-Fiのパスワードを勘で入力していたり、『絶対に無理だよ』みたいなことをやっていて、おもしれぇ子なんです」
――文字がギッシリと書かれていましたが、エピソードトークはメモっているんですか?
「こういうことがあった時に放出できるように、いっぱいありますよ!」
――では、月雲(ねる)さんはいかがですか。
「ねるちゃんはしっかり者です。CYNHNのファッションリーダーで、衣装デザインとかもしてくれています。でも、ねるちゃんもちょっと変なとこがあって、おにぎりが冷めることを『息がない』って言ったり、とにかくおもしれぇ女なんです。でも一番しっかりしていて、頭がめっちゃ良い。『その思考まだ誰もたどり着いてないよ』みたいなことを言ったりします。でも、めっちゃ“効率厨”なんです。完璧主義で、メンバーは“シンメトリー厨”って呼んでるんですけど、アシンメトリーが嫌らしくて、洗濯物とかも同じジャンルで干すらしいんです。TシャツはTシャツで同じ色。洗濯物を干すだけですよ!? 同じ色でそろえないと気持ち悪いらしくて。でも、足の踏み場が……あ、これは言っちゃダメ(笑)。とにかくそういうおもしれぇ女が集まったグループです」

目標に掲げる武道館「胸を張れるような結果を残したい」
――そんな中で綾瀬さんご自身はどういった存在ですか。
「私はいつもエナメルバッグで移動しているんですけど、代々木公園でのライブにタクシーで向かっていたら、運転手さんに『これから試合ですか?』って聞かれたことあります。おもしれぇ人なんです。イエーイ!」
――(笑)。
「でも、たむちゃんはやっぱ歌ですね。それに、私が一番オンニ。こう見えて意外とお姉さんなんですよ。よくお母さんってメンバーから呼ばれてます。やっぱ頼れるんじゃないでしょうか!」
――ご自身のことを「たむちゃん」と呼ばれていますが、なぜ一人称が「たむちゃん」なのでしょうか?
「私にもちょっと分かりかねるんですけど……。『ちきたむ』という言葉が、どこかの国の言葉で『小さくてかわいい』って意味らしく、『綾瀬志希』の『しき』の部分を『ちき』にして、ファンの人が『ちきたむ』って呼んでくれていたんです。そしたら、広瀬みのりさんが、『たむさん』って呼んでくれるようになって、『たむはね、たむはね』と言っていたら、『たむちゃん、たむちゃん』って呼ばれるようになって、それが気に入ってしまいました。もう原形を留めていない、第4形態ぐらいです」
――CYNHNは活動10年目に突入していますが、綾瀬さんがここまで活動を続けてこられた理由などはございますか。
「自分の歌を歌えていることが大きいです。CYNHNとして表現したい、伝えたいことがまだまだあります。あとは、自分一人のプロジェクトではなくて、メンバーやスタッフさん、出会ったすべての人に胸を張れるような結果を残したいというのが、今の目標です。メンバーやお世話になった方々の生活に、責任を感じていたりもしているので、大きな目標を達成させたいです。CYNHNは1個の魂なんです。4人で一つ。誰かがいなくなったら、CYNHNとして存在できない、終わっちゃうんです。そういった部分への責任のようなものはあります」
――もちろん自分のためにという部分はあるかと思いますが、それ以上に仲間意識のようなものが強いんですね。
「結局は、それが自分のためなんだと思います」
――先ほど「胸を張って」ということを言われていましたが、今はどんなことを目標に掲げているのでしょうか。
「CYNHNとして、9年間ずっと掲げていたのは、3000キャパの会場でライブをすることでした。でも、今回のZepp DiverCityを満員に埋められたら、もう3000人も見えてきます。その目標を組んだのが初期の6人時代。まず、そこへのはなむけができるのかなと思っています。その次はなにかしらのホールがあって、その先に武道館が見えてくる。なので、武道館を目標にしていきたいです」
――そういった意味では、今回のZepp DiverCityでのライブは感慨深いものになりますね。
「本当にそうですね。11月のZepp DiverCityは、絶対に満員にしたいです!」
□綾瀬志希(あやせ・しき)3月14日生まれ。2016年にJOYSOUNDとディアステージの共同オーディションに合格。翌17年11月1日に『FINALegend』でCYNHNとしてメジャーデビューを果たした。アニメーション制作や絵を描くことを得意とし、グループのミュージックビデオなども手掛けている。また、作詞を担当することもある。グループは、26年9月23日には13thシングル『Opia』をリリース。同11月16日にはZepp DiverCity(TOKYO)でのワンマンライブを開催する。
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