亀梨和也、独立後初の全国ツアー システム障害で開演が30分遅れ…異例の本人“前説”にファンからは“和也コール”
歌手で俳優の亀梨和也が19日に東京ガーデンシアターで、2017年以来およそ9年ぶり自身2度目、そして独立後初となる全国ソロツアー「KAZUYA KAMENASHI LIVE TOUR 2026 -FROM HERE-」を開催した。25年3月末でのKAT-TUN解散後に事務所から独立し、今年7月に発売した初のソロアルバム『WAVE』を中心に、トータルプロデュースを手掛けたライブでファンに感謝を届けた。昼公演の様子をレポートする。

2017年以来およそ9年ぶり
歌手で俳優の亀梨和也が19日に東京ガーデンシアターで、2017年以来およそ9年ぶり自身2度目、そして独立後初となる全国ソロツアー「KAZUYA KAMENASHI LIVE TOUR 2026 -FROM HERE-」を開催した。25年3月末でのKAT-TUN解散後に事務所から独立し、今年7月に発売した初のソロアルバム『WAVE』を中心に、トータルプロデュースを手掛けたライブでファンに感謝を届けた。昼公演の様子をレポートする。(取材・文=水谷賀奈子)
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開演予定の午後12時30分を過ぎて「開演に向けての準備の都合により、開演時間を遅らせていただきます」とのアナウンスが入った。10分後には亀梨自ら、ステージ裏から「亀梨和也です。システムの調整により開演が遅れたこと、心よりお詫び申し上げます。全力を尽くして挑みたいと思いますので、もう少々……約1時間ほど……(笑)。いや、まもなく開演いたします。それでは後ほど」と呼び掛けた。
さらに約10分後、再び亀梨が「度々、亀梨和也です。すべてのお客様をご案内中ですので、すべてのお客様のご案内が終わり次第、開幕します。もうまもなくお待ちください」と言うと、ファンからは拍手と「和也コール」が沸き起こった。そこから5分後には、マイクを手に亀梨がステージに登場。「長らくお待たせしております。チケットのシステムの都合で30名ほどロビーにいらっしゃるとのことで、待ってあげたいなと。ご理解いただけたら」とシステム障害が理由であることを説明した。
「あと7分ほどかかるとのことで、かっこよく始まるはずが爆笑トークから(笑)。デジタルのトラブルと言えば、毎朝サウナに行くんですけど、今日も行ってきまして。自販機でスポーツドリンクを買おうとしたら。あ、私もデジタルに染まりまして、ピッと買うようになったんですよ。キャッシュレスの男ですよ。180円ピッとしても反応しなくて。ただ、僕は亀梨和也なので、マネジャーという方が車で待機してくださっていて。タオルを持ったまま車まで走って、小銭を取りに行きました。だから、今日はデジタルに嫌われているのかもしれない」と“デジタルエピソード”を語り、「それでは皆さん、後ほど」と開演までの時間をつなぎ、ステージ裏へと戻った。
開演予定時間から約30分後、黒のレースで目隠しをした亀梨がマイクを手にステージ中央に姿を現し、『POMPEII』のアカペラからスタート。『WAVE』では、金の額縁に座って宙に浮いたまま歌唱という、開始から亀梨ワールド全開だ。『ゆらゆら』では寝転びながら、座りながら、さまざまなポージングとソファーを使った演出で大人の色気で魅せた。
歌い終えると、「変則的なスタートとなってしまいましたが、大丈夫ですか。今回9年ぶりのソロライブで、すっかり大人になりました。今こうして新たな一歩が始まっております。皆さまといい時間を過ごせるのが嬉しいです」とあいさつした。
ベース音で始まった『Crushing On You』は、数本の電球スタンドを倒したり立てたり、ダンサーとの息の合った細かいテクニックを詰め込んだダンスナンバーとなった。また、頭に白の天冠をつけて歌ったのは『36度5分』だ。重ための愛を、可愛らしさとユーモアも交えつつ歌ってみせた。
MCタイムに入ると「新しいことも大切だけど、変わらずアルバムを出すことやライブを続けていけたらと思っています。今回のツアーは平日もあったりして、これまでグループで当たり前に休日にやらせていただいていたことが、当たり前じゃないんですよ。皆さんにも不自由かけますが、(来てくれて)本当にありがとうございます。新しいスタッフさんと協力してやっています。グッズを考えるのはこれまでもやっていたけど、どこの工場にするか、いつまでにデザインを入稿するかとか、考えたことなかったことを考えながらやっています」と独立後の環境の変化を明かした。

デビュー前の作詞曲『絆』も披露
後半は、亀梨が電話風に「もしもし」と呼び掛けて始まる『TALK to ME』からスタート。さらに、過去ソロ曲でも人気の高い楽曲を、当時を彷彿とさせる演出や衣装でセルフオマージュ。『1582』では和柄羽織姿でフライングを披露し、未音源曲『LOST MY WAY』では、ワインレッドのジャケット姿に早着替えし、仮面をつけスティックを使ったダンスなど、亀梨の歴史が感じられる時間となった。『someday for somebody』(KAT-TUN)では、亀梨がトロッコに乗って客席の間に登場。ファンの歓声は、より大きくなっていた。
ラストスパートに入ると、スモークがたかれたステージに、黒のハットとジャケットをまとって登場。『現在』で、力強い声を会場に響かせた。「オイ! オイ!」とのあおりで始まった『’O sole mio』では、会場の雰囲気がガラリと変わった。ファンのペンライトの動きもノリノリで大きくなった。再び、紫と赤の照明で怪しげな世界へとファンを誘い始まった『Passion Overdose』では、鍛えられた上半身を見せてのパフォーマンスで、ファンからは今日一番の黄色い歓声が上がっていた。
本編最後はバラード曲『ここにいなくても』だ。先ほどまでとは“正反対”の柔らかい歌声で会場を包み込んだ。しっとりかつ力強く歌い上げると、ステージを後にした。
「和也コール」に応えるべく、アンコールとして再びステージに登場。『手をのばせ』では再び、トロッコでアリーナの客席の間を通り、より近い距離で手を振るなどコミュニケーションをはかった。『Love it!!』では、うさぎポーズの振り付けでかわいさをアピール。ファンも一緒になって踊り、会場が一つになった。
マイクを手に会場を見渡した亀梨は「新たな旅立ちのなかで『FROM HERE』、今現在ここから。また新たな航海を始めさせていただきたいと思っています。さまざまな状況のなかで着いてきてくださる皆さまの思いを、この関係を守っていきたいです。濁りのないエンターテインメントを受け取ってもらえるように活動していきますので、共に作り上げていきましょう。これからもどうぞよろしくお願いします」と深く頭を下げた。
最後には、亀梨が作詞を手掛け、デビュー前から歌っていた『絆』で締めくくった。「9年ぶり新たな環境での一発目のライブとなりました。何度も言うようですが、これまでと変わらない大切なもの、新たに作り上げるもの、どちらも大事に歩んでいきます。また会おうね、バイバイ」と投げキッスをしてステージを後にした。
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