志尊淳、『存在のすべてを』に出演決定 未解決の誘拐事件被害者で「空白の3年間」抱える難役

俳優の志尊淳が、西島秀俊主演の映画『存在のすべてを』(2027年2月5日公開、瀬々敬久監督)に出演することが18日、発表された。

映画『存在のすべてを』に出演する志尊淳【写真:(C)2027「存在のすべてを」製作委員会 (C)塩田武士/朝日新聞出版】
映画『存在のすべてを』に出演する志尊淳【写真:(C)2027「存在のすべてを」製作委員会 (C)塩田武士/朝日新聞出版】

現代写実画家に技法を学ぶ役作りも

 俳優の志尊淳が、西島秀俊主演の映画『存在のすべてを』(2027年2月5日公開、瀬々敬久監督)に出演することが18日、発表された。

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 本作は、第9回渡辺淳一文学賞を受賞した塩田武士氏の同名小説を原作とし、瀬々敬久監督がメガホンをとるミステリー巨編。1991年に発生し、未解決のまま時効を迎えた「二児同時誘拐事件」を軸に、30年の時を経て動き出す真実を描く。主人公の新聞記者・門田次郎を西島、画廊を営む土屋里穂を広瀬すずが演じるほか、仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二が出演する。

 志尊が演じるのは、彗星のごとく美術界に現れた謎の写実画家であり、未解決事件の被害者として物語の核心を握る内藤亮役。4歳のときに誘拐され、3年後に帰還するも「空白の3年間」について何も語らないまま生きてきたキャラクターだ。作中では寡黙な高校時代と、写実画家として活動する36歳を演じ分ける。志尊は2018年に文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門「放送個人賞」、19年にエランドール賞「新人賞」などを受賞している実力派で、役作りにあたり現代写実画家・大畑稔浩氏のもとで写実の技法を学んで撮影に臨んだ。

 志尊淳のコメントは下記の通り。

「以前から拝見していた瀬々監督の作品に参加できる喜びを胸に、自分にできることを追求して臨みました。情に厚く、現場の先頭を走る監督に食らいついていくぞ、という熱量を持てるのは瀬々組ならではの魅力です。初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる『写実画を通じて何を表現するか』を、役として咀嚼していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました。演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました。特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました。見る人や着眼点によって、捉え方が大きく変わる作品だと思います。ぜひ劇場でこの世界を体感してください」

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