中島健人「絶対に連れていく」東京ドームへの決意表明 “3000年ぶりのアイドル”が魅せた濃密2時間半【ライブレポ】
歌手で俳優の中島健人が26日、東京ガーデンシアターで「“IDOL1ST 中島健人” LIVE TOUR 2026」東京公演を開催した。同ツアーは、2枚目アルバム『IDOL1ST』を引っ提げ、全国10都市で展開。最終日のこの日は昼夜の2公演。ここでは、“アイドル・ケンティー”を詰め込み、18曲を披露した濃密な昼公演の約2時間半をレポートする。

東京ガーデンシアターでツアー最終日
歌手で俳優の中島健人が26日、東京ガーデンシアターで「“IDOL1ST 中島健人” LIVE TOUR 2026」東京公演を開催した。同ツアーは、2枚目アルバム『IDOL1ST』を引っ提げ、全国10都市で展開。最終日のこの日は昼夜の2公演。ここでは、“アイドル・ケンティー”を詰め込み、18曲を披露した濃密な昼公演の約2時間半をレポートする。(取材・文=生島マキ)
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定刻の午後0時30分を迎えると、オープニング映像が流れ始めた。映し出されたのは、古代ヨーロッパを思わせるコロシアム。そこには、中島をモチーフにした石碑がそびえ立っていた。
「もし3000年前の前世でも、中島健人がアイドルだったら――」
ツアーのテーマである“アイドル”の壮大な物語の始まりだ。神話的な世界観に会場が引き込まれる中、中島がステージに登場。ライブは『SOL1ST』で幕を開けた。
続く『IDOLIC』で会場の熱気を高めると、3曲目の後に中島が各フロアのU:nity(中島ファンの総称)に呼びかけた。
「5階のU:nity! 4階のU:nity! 3階のU:nity! 2階のU:nity! そして、アリーナのU:nity! U:nity東京ー! どうも、中島健人です。ここが日本のど真ん中です。3000年の時をかけて、アイドルとしての俺が戻ってきました。久しぶり、3000年ぶり? ただじゃ帰さねえぜ!」
ツアーのストーリーとリンクした力強いあいさつで、大歓声が上がった。
4曲目『Celeste』では、一輪の青いバラを手にスイートなナンバーを披露。5曲目『Can’t Stop』では一転、ノリのいいポップなサウンドに乗せ、会場を明るく盛り上げた。
甘い「イチゴ王子」のかぶり物をまとった中島が登場する映像を挟み、『My Sweet Tea』へ。さらに『LIGHTNING』では、観客がペンライトを使って参加するゲーム形式の演出も展開された。
この場面で中島が身にまとっていたのは、きらびやかなピンクスパンコールのジャケット&パンツ。華やかでゴージャスな衣装を軽やかに着こなす姿は、「ケンティーにしか似合わない」と言いたくなるほど。会場全体を自分色に染め上げた。
キュートな楽曲『カレカノ!!』に続き、9曲目ではトロッコに乗ってアリーナを周回。客席の近くまで会いに行き、U:nityたちにとびっきりの笑顔を届けた。
10曲目は、中島自身が作詞・作曲した人気曲『最初はキュン!』。じゃんけんやあっち向いてホイなどの遊びを取り入れたポップな演出とともに、「最初で最後のキュンは、俺だけにしておけよ!」と甘い言葉を放つと、また大歓声が上がった。「これぞケンティー」と言いたくなる“中島健人構文”も次々と飛び出し、会場は多幸感に包まれた。
ここで中島がふと、「今回、カメラが多く入っているので、公開記者会見を行いたいと思います!」と切り出した。
「本当に何年ぶりだろう。では、準備してきます」
そう言い残していったんステージを後にすると、「“若君~!”って呼んでもらいたいんだけど」という声が。会場いっぱいに「若君~!」の声が響きわたる中、クールな色気をまとった袴姿でステージへ戻ってきた。
フォトセッション後、公開記者会見がスタート。ツアー最終日を迎えた感想を問われると、「ここまで半年間、“アイドル”としてステージに立たせていただき、自信にもなりましたし、全国10都市を巡って、U:nityとの絆もさらに深まりました」と振り返った。
その上で、U:nityに新たな約束を伝えた。
「アイドルとして作詞・作曲、振り付けなどをしていきたいので、たくさんの楽曲のアイデアも生まれました。今も曲を書いています。日本中の方々に聴いていただける“ケンティーソング”を絶対に作りたいと思います。待っていてください」
ここで「若君の衣装はどうでしょうか?」と自らに問い、自分で「今回は、コレクションに出ているような気持ちです。“東京U:nityコレクション”のステージみたいですよね」と回答。U:nityと取材陣を笑わせた。
この日、先輩の山田涼介が東京ドームでソロ公演を行っていることにも触れ、「僕もリスペクトしていますし、見習って、必ずU:nityを東京ドームに連れていきます!」と宣言。レポーターから「有言実行の方ですよね」と声をかけられると、「そういうポリシーで生きています」と言い切った。さらには「夢は大きく持っています。アイドルとして東京ドーム公演を実現したいですが、何よりもU:nityを今、この瞬間に幸せにしたいと考えています」と言葉に力を込めた。
今後、台北、バンコク、ソウルを巡るアジアツアーも控えていることに触れ、「3都市へ行くのですが、昨年、台北でライブをした際には、インターナショナルな愛で包んでもらいました。今度は僕が包み返そうと思っています。僕は地球を回したいと思っています」。現地の空港で盛大な出迎えを受けたことについては、「一瞬、スターかと思っちゃいました」とオチをつけつつ言った。
「U:nityの歓声の大きさは世界一です! 僕も負けないように頑張ります。『俺よりもキラキラすんなよ、マジで』と思うくらいで(笑)」
レポーターから「ファンは推しに似ると言いますからね」と向けられると、「そうですね。“ティー”は“ティー”を呼ぶんだね」とニヤリ。最後は、「自分の血液が流れている曲を作り続けて、これからもアイドルを続けていきます」と決意表明した。
その言葉から間を置かず、8月19日にリリースされる新曲『鬼事』へ。凛々しい“若君”の姿のまま、会場を楽曲の世界へと引き込んだ。

Wアンコール…ラストは『結唱』
その後は、ライブ後半戦へ。『Gods’ Play feat. Naomi Watanabe』に続き、『XTC』では激しいダンスパフォーマンスを繰り広げ、クライマックスになると中島はこう言った。
「どう? 俺のエクスタシー、届いた? 東京U:nity! 見ての通り全力です。そうやって生きています。たまには安心したいかもしれないけど、死ぬまで俺とドキドキして生きていこうぜ! 今日はお姫様抱っこをしないといけないからね」
スイートでありながら、どこかオラオラとした“ケンティー節”に、観客はのみ込まれていく。その熱気を保ったまま、本編ラストの『Uni:verse』へ。中島とU:nityの絆を確かめ合うような時間を届け、本編を締めくくった。
ツアー最終日とあって、アンコールはダブルで届けられた。1度目では、水色のツイード風セットアップをまとってキュートに。Wアンコールでは、白いTシャツにデニムの装いで登場した。クールで妖艶な姿から、キュートでスイートな姿まで……。一つのステージでいくつもの“アイドル・ケンティー”に出会うことができた。
オーラスに披露したのは、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのTEAM JAPAN公式応援ソング『結唱』。中島とU:nityによる大合唱が会場いっぱいに響きわたり、公演のフィナーレを感動的に彩った。
「楽しかったよ! みんなは楽しかった?」
そう問いかけ、唇を尖らせてキスを送った中島。最後の瞬間まで、とびきりの“ケンティー”を貫いた。
<「“IDOL1ST 中島健人” LIVE TOUR 2026」セットリスト>
1.SOL1ST
2.IDOLIC
3.MONTAGE
4.Celeste
5.Can’t Stop
6.My Sweet Tea
7.LIGHTNING
8.カレカノ!!
9.SHE IS…LOVE
10.最初はキュン!
11.鬼事
12.Waraigusa
13.Gods’ Play feat. Naomi Watanabe
14.XTC
15.Uni:verse
<アンコール>
16.JUST KENTY☆
17.CANDY Can U be my BABY
<Wアンコール>
18.結唱
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