『豊臣兄弟!』緒形敦、意識した“信澄らしさ” 母からの刷り込みと揺れる心情…信長に「どこかで敬う気持ちを」
俳優・緒形敦が織田信澄を演じる、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』(日曜午後8時)について、役作りで意識した“信澄らしさ”や共演者の印象などをコメントした。信澄は織田信勝(中沢元紀)の息子で、信長・信勝兄弟の因縁の流れをくむ重要な立ち位置の人物。

信長への憎しみと憧れの両面を意識して熱演
俳優・緒形敦が織田信澄を演じる、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』(日曜午後8時)について、役作りで意識した“信澄らしさ”や共演者の印象などをコメントした。信澄は織田信勝(中沢元紀)の息子で、信長・信勝兄弟の因縁の流れをくむ重要な立ち位置の人物。
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緒形はまず、『豊臣兄弟!』に出演する喜びや撮影現場の雰囲気についてコメントした。
「父(緒形直人)が織田信長役を務めた大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』(1992年)を小学生のときに見たことがきっかけで、歴史に興味を持つようになりました。なかでも一番好きなのが戦国時代です。なので、今回出演が決まって本当にうれしかったですし、織田信勝の息子・信澄という大きな役を任せていただけたことを、とても幸せに感じています。撮影現場は男子校のような雰囲気で、最初にごあいさつさせていただいたときも、皆さんが『うぇーい!』と盛り上げてくださって(笑)。みんなで作り上げていこうという意気込みを感じましたし、とてもアットホームな環境でお芝居をさせていただきました」
主演の小一郎(秀長)役の仲野太賀や、秀吉役の池松壮亮、信長役の小栗旬の印象についても言及した。
「太賀さんは周囲への気配りが行き届いていて、誰にでも気さくに話しかけていらっしゃいます。現場にいるみんなを幸せにしたいという思いがひしひしと伝わってきて、とても尊敬する方です。また、秀吉役の池松(壮亮)さんとは、『本当の兄弟では?』と思うくらい、お芝居以外の場面でも仲が良く、その自然な関係性がそのまま映像にも表れているように感じます。信長を演じる小栗旬さんは、自分にとっては憧れの存在です。その憧れは、信澄の信長への思いにも通じるものがあると感じています。信澄は信長を憎みながらも、同時に憧れと尊敬の念も抱いていたのではないかと感じていたので、その複雑な感情を大切にして演じました。小栗さんもとても気さくな方で、撮影の合間にもいろいろとお話させていただきました」
また、「本能寺の変」までの経緯や、母・ちよ(樋口日奈)との関係についても語った。
「今作では『兄弟』が大きなテーマとして描かれています。秀吉・小一郎らとは対照的な信長・信勝兄弟の関係性と共に、信澄も兄弟の因縁の流れをくむ重要な立ち位置にいる人物です。信澄は、母・ちよ(樋口日奈)から『必ずや信長を討て』『織田家を継げ』と、ある種刷り込まれるように言い聞かされて育ちました。その思いをずっと胸に秘めながらも信長に仕えているので、ミステリアスな雰囲気を大切にして演じました。ただその一方で、信長の存在はあまりにも大きく、自分もそこに到達したいという思いがあったはずです。だからこそ、どこかで敬う気持ちを持っていた。その上で父の無念を晴らすという信念も抱いている。そうした人間らしい揺れを大切にしながら演じました。それが、今回の信澄らしさにつながっていたらいいなと思います」
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