7億回再生Juice=Juice、『Mステ』初披露の新曲も反響!「くらった」 広瀬香美プロデュースの舞台裏とは

シングル『盛れ!ミ・アモーレ』(以下、『盛れ!ミ』)が大ヒット中の11人組アイドルグループ・Juice=Juiceの勢いが加速している。同曲は情熱的な歌詞、「♪アモーレ、ミ・アモーレ」のリフレインと足上げダンスが受け、SNS総再生回数は7億回を超え、さらに伸びている。そんな中、6月24日に新EP『MORE! MORE! EP』をリリース。『盛れ!ミ』を含めた6曲収録だが、ここに来てバズってきたのが、シンガー・ソングライターの広瀬香美がプロデュースした新曲『クラクラ☆クライマックス』だ。広瀬自身もYouTubeで「3回聴くとズボッとなる」と表現する“スルメ曲”。ENCOUNTは、この機にメンバーの井上玲音(24)、川嶋美楓(18)、林仁愛(15)をインタビューし、2つの記事にまとめた。下記の「前編」は「『盛れ!ミ』後にこう来たか」の新曲への思いと手応えを語っている。

Juice=Juiceの「Jポーズ」で笑顔。左から川嶋美楓、林仁愛、井上玲音【写真:高田啓矢】
Juice=Juiceの「Jポーズ」で笑顔。左から川嶋美楓、林仁愛、井上玲音【写真:高田啓矢】

井上玲音、川嶋美楓、林仁愛インタビュー「前編」

 シングル『盛れ!ミ・アモーレ』(以下、『盛れ!ミ』)が大ヒット中の11人組アイドルグループ・Juice=Juiceの勢いが加速している。同曲は情熱的な歌詞、「♪アモーレ、ミ・アモーレ」のリフレインと足上げダンスが受け、SNS総再生回数は7億回を超え、さらに伸びている。そんな中、6月24日に新EP『MORE! MORE! EP』をリリース。『盛れ!ミ』を含めた6曲収録だが、ここに来てバズってきたのが、シンガー・ソングライターの広瀬香美がプロデュースした新曲『クラクラ☆クライマックス』だ。広瀬自身もYouTubeで「3回聴くとズボッとなる」と表現する“スルメ曲”。ENCOUNTは、この機にメンバーの井上玲音(24)、川嶋美楓(18)、林仁愛(15)をインタビューし、2つの記事にまとめた。下記の「前編」は「『盛れ!ミ』後にこう来たか」の新曲への思いと手応えを語っている。(取材・文=下城万由子、構成=柳田通斉)

 Juice=Juiceはハロー!プロジェクト(ハロプロ)のグループとして2013年に結成され、5人組でメジャーデビューした。以降、メンバーの卒業と加入を重ね、昨年6月に林が加入して現在は11人体制。アイドル界屈指の歌唱力とパフォーマンス力が特徴で、これまでも横浜アリーナや日本武道館を満員にしてきた。だが、『盛れ!ミ』の大ヒットで新規ファンが急増。今年5月末に開催したぴあアリーナMM公演では、チケット争奪戦が展開された。その状況で、『盛れ!ミ』で歌番組に次々と出演。前日10日には、テレビ朝日系『ミュージックステーション』(金曜午後9時)の通常回に初出演し、『盛れ!ミ』と注目の『クラクラ☆クライマックス』を2曲披露した。

 法律で夜間勤務のできない15歳の林を除き、10人でスタジオに初登場した。応援に駆け付けたファンの掛け声を受けながら、『盛れ!ミ』ではパワフルに、『クラクラ☆クライマックス』ではキュートにパフォーマンス。反響は大で、SNS上では瞬く間に「最高!元気出た」「盛れミもクラクラも素敵だった」「盛れミをみたくてみてたらクラクラって曲でも食らった」「みんな歌がうまい」などの声が広がった。そして、Yahoo!リアルタイム検索トレンドなどでは、「Juice=Juice」や「Juice」のワードが上位にランクした。

 ヒットメーカーの広瀬が完全プロデュースしたのが、『クラクラ☆クライマックス』。歌い出しから「♪合図みたいに 頭の中でシンバルが鳴った瞬間 理性のブレーキは もう効かない 戻れない Out of control~」と歌詞の主人公は恋に落ち、頭が「クラクラ」して、理性が限界(クライマックス)になった様子を描いている。曲調は、広瀬さんらしくキャッチーでアッパー。音の高低差が激しいのも特徴だ。この楽曲の音源を初めて聴いた時のことを川嶋は、こう振り返った。

「連絡で『新曲は広瀬香美さんの曲です。フォルダに入れたので聴いてください』とさらっと言われすぎて(笑)。驚きつつ聴きにいったら、『あ~っ! 本物の声だ!』ってなりました」

 共有されたデモ音源の仮歌は、広瀬自身がレコーディングしたものだった。その歌声のパワーで、井上は「広瀬香美さんの新曲かと思いました(笑)」。それでも、広瀬自身がSNSで「残念ながら私でも1曲通しては歌えないです。息継ぎができません」と称した難曲に、彼女たちも気合を入れて挑戦。それぞれがレコーディングで1曲を歌い切り、担当パートが決まった。

林仁愛【写真:高田啓矢】
林仁愛【写真:高田啓矢】

3人それぞれの歌い方「成長に」

 グループ最年少の林はレコーディングにどう向き合ったのか。その工夫を明かした。

「音が結構低かったり高かったり、音域の幅広さを感じたので、自分の中に広瀬さんを“憑依”させました(笑)。少しものまねチックに歌う意識で。落ちサビ前の『クラクラクラクラ……』も本家に寄せています。皆さん、広瀬さんが入った状態で歌ったんじゃないかなと思います」

 だが、井上はその逆の意識だった。

「難しかったです。私は広瀬さん要素を抜くのが大変で。元々、仮歌に寄せちゃうタイプなので、自分らしさがなくなるのが課題なんです。今回は本当に広瀬さんが入っていたので、抜く部分と、要素をそのまま出したいお気に入りポイントのバランスを意識しました。キーは歌いやすくて、楽しく録れました」

川嶋美楓【写真:高田啓矢】
川嶋美楓【写真:高田啓矢】

 普段は「切ない曲やローな感じの歌が得意」な川嶋にとっても、元気いっぱいのこの曲は大きな挑戦だった。

「すっごい元気な曲じゃないですか。11人で歌うのは想像できたのですが、1人でレコーディングブースに入って、しっかり表現できるか不安があったんです。でも、直前に広瀬さんからのビデオメッセージをいただいて、すごく愛を感じました。大切に書き下ろしてくださった楽曲を私たちにくださったということなので、自信を持って歌えましたし、表現の幅が広がり、自分にとっても成長になりました」

 そして、林は「多幸感あふれる楽曲なのが、今のJuice=Juiceにぴったりだと思います。『恋愛、大成功!』みたいな感じの歌詞なので、『盛れ!ミ・アモーレ』とは違う楽しみ方もできます」と言った。

 『MORE! MORE! EP』には、ライブで温められてファンから音源化が切望されていた『甘えんな』『BLOODY BULLET』の2曲も収録されている。元々、ライブで初披露される前にレコーディングはしていたが、今回の音源化にあたり、あらためてスタジオに入った。その際もそれぞれのこだわりがあった。

井上玲音【写真:高田啓矢】
井上玲音【写真:高田啓矢】

 井上は「最初の音源はライブ未経験の時のもので冷静に落ち着いて録ったんです。その落ち着きが良い場面は残し、ライブを経て『もっと、熱く歌えるな』となった箇所を録り直しました。結構、入れ替えは多かったですね」と明かした。川嶋はあえて「最初に歌った時の真っ直ぐな気持ち」を大切にしていた。

「私も新しく歌ってみたんですけど、何も知らない最初の状態で録った音源が自分の中で良かったと思って、『すいません。やっぱり最初のやつでお願いします』と言いました(笑)」

 林も「ライブの熱を感じた状態での歌い方と何も知らない状態での歌い方は全然違うなと感じました」と言い、「私は新しく録った方を使っていただきましたが、積み上げてきたものが音源化されるのはすごくうれしいですし、たくさん聴いていただきたいです」と願った。

キュートな表情でレンズを見つめる川嶋美楓、林仁愛、井上玲音【写真:高田啓矢】
キュートな表情でレンズを見つめる川嶋美楓、林仁愛、井上玲音【写真:高田啓矢】

「新鮮味」&「Juice=Juiceらしさ」

 そして、このEPの魅力を川嶋がアピールした。

「ファンの方々も『次は何が来るんだ』とドキドキされていたと思うのですが、違う方面の魅力を出せた満足感のあるEPになりました。新しく好きになってくれた人も、『ガシッ』とJuice=Juiceファミリーにしたいです」

 林も「私たちが、『Juice=Juiceらしい』と思う楽曲をたくさん聴いていただけます。今はサブスクでも聴けるので、まずは気軽に聴いてみてほしいですし、いろんな思いを受け取ってくれたらうれしいです」と呼びかけた。

 井上は「『盛れ!ミ・アモーレ』で知った方とずっと応援してくださる方のJuice=Juiceの印象って、結構真逆だと思うんです」と前置きし、「でも、このEPは『Juice=Juiceっぽいな』『Juice=Juiceには新しいな』と思えるどちらの楽曲もそろっています。新鮮味もJuice=Juiceらしさも、感じていただきたいです」と語った。

 積み上げてきたグループの歴史と『盛れ!ミ』を機に広がっていく未来。「後編」では、3人のキャリアに迫りながら、今の思いとビジョンを聞いている。

□井上玲音(いのうえ・れい) 2001年7月17日、東京都生まれ。15年に、こぶしファクトリーの一員としてデビュー。解散後、20年にJuice=Juiceに加入。圧倒的な歌唱力とビートボックスを武器にグループを支えている。血液型O。

□川嶋美楓(かわしま・みふ) 2007年12月13日、京都府生まれ。21年からハロプロ研修生として活動し、公開実力診断テストではベストパフォーマンス賞を受賞。23年、グループに加入。座右の銘は「雲の上はいつも晴れ」。血液型AB。

□林仁愛(はやし・にいな) 2011年6月10日、愛知県生まれ。23年にハロプロ研修生になり、昨年6月、グループに加入。アイドルには珍しいメガネ姿がトレードマーク。座右の銘は「やらぬ後悔よりやっちまった後悔がしたい」。血液型A。

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