にしたん社長、生活困窮の親を救済へ 異例の直通窓口を開設…群馬・子ども2人殺害事件「悲しくて仕方ない」

にしたんクリニックなどを運営するエクスコムグローバルの西村誠司社長が8日、TikTokの動画を更新し、生活苦や将来に絶望している子育て世代に向けて「僕に連絡をください。できる限りの支援をします」と異例の呼びかけを行った。西村氏は、群馬・伊勢崎市で発生した父親による幼い姉弟の殺害事件に深い衝撃を受けたことも明かしている。

西村誠司氏【写真:ENCOUNT編集部】
西村誠司氏【写真:ENCOUNT編集部】

メールアドレス公開で「生活面の資金を提供」

 にしたんクリニックなどを運営するエクスコムグローバルの西村誠司社長が8日、TikTokの動画を更新し、生活苦や将来に絶望している子育て世代に向けて「僕に連絡をください。できる限りの支援をします」と異例の呼びかけを行った。西村氏は、群馬・伊勢崎市で発生した父親による幼い姉弟の殺害事件に深い衝撃を受けたことも明かしている。

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 事件は今月7日に報じられた。5日、群馬・伊勢崎市の住宅で小学1年の長女(6)と長男(3)が倒れているところを母親が発見。2人は死亡しており、長女に対する殺人容疑で父親が逮捕された。捜査関係者は、父親が今年1月頃から健康問題で仕事を休み、収入面や家族の将来を悲観して犯行に及んだ可能性があると見て、調べていると伝えている。

 西村氏は沈痛な表情でこの概要を伝えた上で、「僕も子どもがいてすごく大事にしてるんで、本当に悲しくて仕方ありません」と言った。

 そして、事件の背景にある「孤立」と「生活困窮」に焦点を当て、今同じように追い詰められている親たちへ向けて、行政や通常の相談窓口の枠を超えた“直感的一手”を差し伸べた。

「同じように今、小さな子どもを育てて、生活が本当ににっちもさっちもいかないとか、『どうしようもないんだ』という方がいたらぜひ、にしたん社長まで連絡をください。僕から電話をして、必要に応じて生活面の資金を提供するなり、できることをしますんで」

 動画の最後、西村氏は「お父さんも孤立して、『どうしようもないな』となったと思うんですが、その前に、相談できる人がいるんで、この動画を見て、今、『本当に本当にきつい』って方がいたら、僕に連絡をくれたらなという風に思います」と繰り返して呼びかけた。

 関係者によると、西村氏は動画内で取り上げた事件だけではなく、2024年7月、奈良県で5歳の娘を1人で育てていた父親が無理心中した事件にも心を痛めているという。父親は死の直前、児童相談所に「精神的にしんどいので子どもを預かってほしい」などと相談し、高齢の両親にも依頼したものの断られていたと報じられている。

 西村氏は生活保護を受ける貧しい家庭で育ち、中学時代から新聞配達のアルバイトを経験。苦学の末に名古屋市立大経済学部を卒業し、1993年4月、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、2年後の95年には25歳で現在の会社を起業した。今や個人資産300億円の富豪として知られ、各方面に寄付。にしたんこども基金では、病気や障害を持つ子どもたち、その家族への支援などを行っている。

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