【豊臣兄弟!】小栗旬、10度目大河出演で「夢がかなった」 仲野太賀&池松壮亮から受けた影響明かす
俳優の小栗旬が、織田信長を演じるNHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』(日曜午後8時)の取材会に出席し、主人公・豊臣秀長(羽柴小一郎)を演じる仲野太賀や秀長の兄で天下人となる秀吉(藤吉郎)役の池松壮亮との共演で感じたことや、4年ぶりに大河ドラマへ本格出演したことへの思いなどを明かした。本作は秀長と秀吉が強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く、夢と希望の下克上サクセスストーリー。

「こちらが引っ張ってもらえた」2人の演技
俳優の小栗旬が、織田信長を演じるNHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』(日曜午後8時)の取材会に出席し、主人公・豊臣秀長(羽柴小一郎)を演じる仲野太賀や秀長の兄で天下人となる秀吉(藤吉郎)役の池松壮亮との共演で感じたことや、4年ぶりに大河ドラマへ本格出演したことへの思いなどを明かした。本作は秀長と秀吉が強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く、夢と希望の下克上サクセスストーリー。
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小栗はまず、物語の中核を担う仲野と池松の演技があってこそ、自身の信長像を作り上げることができたと2人への感謝を口にした。
「太賀くんと池松くんだからというのが、大きなベースになっていますね。彼らが、とてもピュアで真っすぐな姿勢を現場で見せてくれるおかげで、彼らが作る豊臣兄弟に乗っかった上で、織田信長というキャラクター設定が出来上がっていると思います。現場での彼らのお芝居は、いつも『きっとこうなるんじゃないかな』という想像を軽々と超えてくる。そのおかげで、こちらが引っ張ってもらえたという部分が、いろんなシーンでありました」
さらに、2人が演じる小一郎や秀吉について、演技を受け止めた際の自身の感情についても明かした。
「池松くんは芝居の上で、ちょっと怖さを感じるような、狂気性みたいなものがすごくあって、ただただ明るいだけじゃない秀吉。それは現場で一緒に芝居していると、突き刺さってくる部分があります。太賀くん演じる小一郎と向き合っている時も、得体の知れない丸みのような、たぶん“優しさ”みたいなことだと思うんですけど、そうしたものを感じる瞬間がありましたね。
これは理想論的なことかもしれませんが、脚本上、『この織田信長を本当に好きでいられるのかどうか?』と疑問に思ってしまうような部分が自分の中ではあるんです。でも具体的なシーンはなくても、2人がもう間違いなく、信長を愛しているという姿をずっと見せてくれる。そのおかげで、『君たちがずっと僕のことを愛してくれているなら、僕も愛されているというつもりでやる』と感じられる場面が、本当にいっぱいありました」
信長役を演じた体験を通じて、人生観や仕事観などの変化を問われた場面でも、2人が与えてくれた影響について述べた。
「信長を演じたからではなく、現場に太賀くんと池松くんの存在があって、彼らの真摯な姿勢もそうですし、演じるということをある意味すごく信じているというか……。僕らは、あくまで物語を紡いでいく、フィクションを作っているのですが、そこに本当に真っすぐに向かい合っている彼らとお芝居ができたことで、改めて自分も演じることや、芝居をするということに、もう一度、ちゃんと向き合う思いを抱かせていただいたので、そこは本当に財産ですね」

SNSの反響にちゃめっ気
本作における信長の立ち振る舞いで、SNSでは4年前に主演した大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での演技との共通項から「信長が傾いている時はヤバい」「斜めの信長が怖すぎる」といった声が上がった。そうした反響について問われると「認識はしております」と即答。その上で、信長の“傾き”に対する考えを明かした。
「正しいのか、正しくないのかは置いておいて、身分や位が高くなっていくほど『ズバッと座っていなきゃいけない』というのをいっぱい見てきました。でも、文句を言う人はいないから、どんな姿勢でいてもいいじゃないかと思ったところが、傾いた始まりですね。ただ『鎌倉殿の13人』でもやっていたから、“小栗旬が傾くとヤバい”となっていて(笑)。だから逆に、後半あまり傾いていないかもしれません。もう少し威厳が出てきた信長になってからは、『まあ傾くとやばいって言われてるし、今度は傾かない方にしようかな』と思って、結構真っすぐ座っていると思います」
そう話す小栗は、視聴者の意見に左右されている状況かと尋ねられると「はい。完全に左右されて、傾くのが期待されているなら、期待されていない方でいこうという立場をとっていると思います」と、ちゃめっ気のある表情を見せた。
主演した『鎌倉殿の13人』から4年ぶり、本作が10作目の大河ドラマ出演となる。これまでの経験が役立った点や、向き合い方に変化があったのか聞かれると、思わぬ本音も飛び出した。
「大河ドラマの面白いところは、なじみのスタッフさんがどんどん増えていくことですね。それがすごくうれしいですし、みんな『おかえり』みたいな感じで受け入れてくれることが、やればやるほど増えていくのがすごくすてきだと思います。逆に、人間っていうのは不思議なもので『忘れるもんなんだな』とも感じました。4年前に大河ドラマに主演した時はやっぱり、めちゃくちゃしんどかったんです。それを忘れて、4年後にまた10か月ぐらい参加している自分に『お前あの時そう思ってたじゃん』と。
大河の大変さを今回改めて実感したので、できれば2~3か月の参加の役でいいな……と思いました(笑)。ただ、俳優としては、それだけの魅力があるってことですよね。それに、一度“ちゃんとした織田信長”というのを演じてみたかったのもあります。以前演じた時は、ちょっとフェイクだったので(笑)。今回その夢がかなって、良かったなと思っています」
そうして演じた信長について魅力的だという声が上がると、「共演者に引き出してもらっているものが多い」と改めて謙虚に語った。
「僕らの作品は、コミュニケーションの上に成り立っています。俳優の言葉では『ギフト』という言い方をしますが、もしも自分の織田信長が魅力的に映っているのだとしたら、共演者たちから受け取ったギフトのおかげ。太賀くんや池松くんと芝居をしていると心震える瞬間が非常に多くて、そんなふうにギフトをくれる俳優さんがたくさんいることが大きいですね」
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