齊藤なぎさ、“本当の自分”は「100個ぐらい面がある」 感じる心境の変化「自分のいいところだと思うように」

俳優の齊藤なぎさが、今月24日にテレビ東京系で放送されたドラマ24『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』(金曜深夜0時12分)の第4話「あばら骨の女」で主演を務めた。アイドルを卒業して3年半、俳優としての現在地や自身のキャラクターについて聞いた。

インタビューに応じた齊藤なぎさ【写真:藤岡雅樹】
インタビューに応じた齊藤なぎさ【写真:藤岡雅樹】

“美への執着”→健康的なスタイル維持を心掛ける

 俳優の齊藤なぎさが、今月24日にテレビ東京系で放送されたドラマ24『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』(金曜深夜0時12分)の第4話「あばら骨の女」で主演を務めた。アイドルを卒業して3年半、俳優としての現在地や自身のキャラクターについて聞いた。(取材・文=小田智史)


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 俳優の道を歩み始めた齊藤はこれまで、MBS/TBS系連続ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』、映画『恋を知らない僕たちは』、日本テレビ系連続ドラマ『放送局占拠』、ドラマ&映画『【推しの子】』などに出演。今回、主演を務めた「あばら骨の女」では、“美”に執着する女子大生のユリを演じた。

 これまでの人生において、ユリと同じ経験をした過去があると明かす。

「私も『痩せたい』『綺麗になりたい』という気持ちが強すぎるがゆえに無理しすぎたところがあったので、そこはすごく似ていると思います。ダイエットをしていた時期は、毎朝体重を測って少しでも増えてたら、その日の食事をすごく減らすとかしていました。鏡に映る自分の姿を見て『うぅ……』と嫌悪感に襲われていました(笑)。逆に違うところは……、ユリちゃんは細くなって、ルンルンで街を歩いたり、自信家になったんですけど、私は基本的に自信がなくて、自信を持てるユリちゃんはかっこいいなと感じました」

 現在は“美への執着”からは解き放たれ、健康的なスタイル維持を心掛けているという。

「当時、モチベーションもなく、無理してダイエットをやっていました。今は自分の中で無理せずキープできていて、楽しみもありながらちゃんと運動して痩せるというのはいいなと思っています。ファンの方に『すごくかわいくなったね』と言っていただいたりするのがモチベーションになって頑張っています」

 俳優業に軸足を置いて3年半。「満島ひかりさんや長澤まさみさんが大好きで、こういう演技ができるようになりたいと思いながらいつも作品を見させていただいています」と語る。

「最近は邦画、洋画、ジャンルを問わずいろんな作品を見るようにしています。すごい演技をする方は、身を削りながらやられているんだろうなと感じることが多いですね。有名な俳優さんが、もうその人じゃないんじゃないかと思うくらい憑依している演技を見せると、そういう風になりたいと思いますし、女優としてではなく、“役”として見ていただけるような演者になりたいです」

コメディー挑戦にも意欲を見せる【写真:藤岡雅樹】
コメディー挑戦にも意欲を見せる【写真:藤岡雅樹】

担当マネジャーの印象は「すごく真面目で、一つのことに真摯」

 ソロとして活動するようになって以降、大切にしている言葉の中に、俳優の畑芽育からもらった“金言”があるという。

「一緒にラジオをやっている(畑)芽育には結構相談をしたりします。芽育は、『周りと比べることは悪くないけど、自分にしかない魅力もたくさんあるし、なぎさはすごく魅力的だから、誰かと比べるフェーズに行かなくていいと思うよ』と言ってくれました。仕事を頑張れる言葉をいつもくれるので、困った時には相談しています」

 そんな齊藤は自身のキャラクターについて、「すごく変わっていると思います」と笑う。

「私についてこれる人間はきっといないです(笑)。自分自身のことは自分で管理するしかないなと思って最近は生きているんですけど、すごく変だからたぶん誰にも理解されない。でも、そこも最近は自分のいいところだと思うようになりました。本当に100個ぐらい自分の面があって、人には一面ぐらいしか見せていないんです。それこそ寂しがり屋な部分もあるし、やんちゃだし、自分でも自分が何だか分からなくなるくらいなので、親とかも理解できない気がします」

 担当マネジャーによれば、齊藤は「すごく真面目で、一つのことに真摯に取り組む」印象があると同時に、「完璧に見られる部分もあるんですけど、意外とおっちょこちょい」だという。それを聞いた本人は「そう、そう!」と笑顔を見せた。

「私、おっちょこちょいです(笑)。でも、真面目でストイックだと周りからは言っていただくんですけど、あまり自分のことを分かっていなくて。とりあえず変だということと、人には一面しか見せていないので、まだまだいっぱい魅力はあります(笑)」

 そんな齊藤が、今後演じてみたい役柄とは――。

「少女漫画好きなので、少女漫画が原作の役をやってみたいです。あとは大好きな音楽に関わる仕事だったり、劇中で歌える役だったり、コメディーも含めて、いろんなジャンルのお芝居をしたいと思います」

 俳優として進化を続ける齊藤。まだ見せていない“多彩な顔”を目撃できる日もそう遠くはないかもしれない。

□齊藤なぎさ(さいとう・なぎさ)2003年7月6日、神奈川県出身。17年4月、アイドルグループ・=LOVEのメンバーとしてデビュー。23年1月に卒業後は、俳優として活躍の場を広げている。主な出演作は映画『交換ウソ日記』、『恋を知らない僕たちは』、『【推しの子】』、ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』、『放送局占拠』など。身長151センチ。

ヘアメイク:神内ほのか (Three PEACE)
スタイリスト:佐藤奈津美

ワンピース/MERCURYDUO(MERCURYDUO ルミネエスト新宿店 03-5312-1550)
イヤリング/yolii、ブレスレット、リング/LiIN(RHODES 03-6416-1995)

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