日産新型車「299万円」に驚き「まじ?!」「価格頑張ったじゃん」 “300万を切る”大胆設定の背景とは
日産自動車が、日本市場に新たな“勝負の一手”を投入した。コンパクトSUV「キックス」の新型モデルを発表。17日に都内で行われた発表披露会にはメディアが殺到し、熱視線が注がれた。最も安いグレードの価格は「299万9700円(税込み)」。なんと、“300万円を切る”大胆な価格設定だ。「多くのお客様にお選びいただきたいという思いを込めました」。物価高の折、“お値段”にも注目が集まっている。

「大人の遊び心を刺激する車」
日産自動車が、日本市場に新たな“勝負の一手”を投入した。コンパクトSUV「キックス」の新型モデルを発表。17日に都内で行われた発表披露会にはメディアが殺到し、熱視線が注がれた。最も安いグレードの価格は「299万9700円(税込み)」。なんと、“300万円を切る”大胆な価格設定だ。「多くのお客様にお選びいただきたいという思いを込めました」。物価高の折、“お値段”にも注目が集まっている。
都心のど真ん中、東京・六本木ヒルズアリーナで大々的に行われた発表会。用意された220席の記者席が“満席状態”となった。フルモデルチェンジとなったキックスに、一斉にカメラが向けられた。
日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」が第3世代へと進化を遂げ、燃費と静粛性が向上。電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用した。杉本全(あきら)・執行職は「すべてにおいて日産ならではのこだわりを詰め込んでいます」と自信を込める。
コンマ1ミリの細部まで練り上げたデザインを含めて、コンセプトの1つは、「大人の遊び心を刺激する車」だ。日産の担当者によると、これまでの現行キックスは50代中盤の顧客が多いというが、新たなターゲットとして「40代後半で、成長した子どもがいる3人家族のお父さん」を設定。「少し若返りました」。子どもが高校生ぐらいになって手がかからなくなり、クルマでまた遊びたい――。そんな顧客層をメインに据えているとのことだ。また、後部座席の快適性についても、膝元・頭上・横幅を向上させ、窮屈にならない広さを実現したという。
トヨタ・カローラクロス、ホンダ・ヴェゼルといったライバル車と真っ向勝負を臨むことになる。
そして、目を引くのが値段だ。新型キックスは、2WDの「X シンプルパッケージ」グレードで、「299万9700円」。量産モデルとなりそうな2WDのXグレードは、325万9300円。最高値段は、4WDの「G e-4ORCE」グレードで、424万8200円となっている。

SNS上では、「キックス 299万からまじ?!」「キックス299万からなら結構安くね?って印象」「まぁまぁ価格頑張ったじゃん」「新型キックスめっちゃいいやんけ」「なんとも言えないけど良い値段設定だな」など、価格に対する驚きの声も上がっている。
この「299万円」は、現行車で一番安いグレードの値段を下回る価格設定となった。中東情勢による原油高、止まらない物価高のご時世で、あえて“安くした”理由はどこにあるのか。
杉本執行職は「エントリーモデルの299万円については、日産のお客様だけでなく、多くのお客様にも日産に振り向いてもらいたいと思っております。魅力的なお値段をお示ししてどうですかと。ぜひ見ていただきたいと思っていますので、戦略的なエントリーモデルの価格を設定させていただいております」と説明。「価格設定は、競合を見ながら我々のポジションはどこにあるのかということを、キックスに限らずすべての車でやっています。その中で最適な価格帯を実現できています」と言葉を重ねた。同社の田中聡・チーフプロダクトスペシャリストは「キックスのブランドを盛り上げたい。値段を含めて思い切った設定をしました」と呼応する。
話題性のアピールも意識した価格設定。日産関係者は「スタート価格がお客様に伝わることで、ショッピングリストに載せていただける側面があると思います。お店のほうに来ていただければ、そこで、ご自身のライフスタイルに合わせて他のグレードを選んでいただくこともあるかと思います。まずは来ていただいて見ていただくことが大事。その意味も込めて、かなり頑張った設定をさせていただきました」と話す。自分でカスタムしたい顧客に向けても、最安のシンプル設定を訴求していくという。
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