TXTがヒゲダン、B’z、M!LKらの人気曲を激アツカバー 7周年記念ライブで魅せた“ロックスピリット”【ライブレポ】

韓国の人気5人組グループ・TOMORROW X TOGETHERが27日、28日の両日、千葉・ららアリーナ東京ベイでデビュー7周年記念スペシャルコンサート「2026 TXT MOA CON IN JAPAN」千葉公演を開催した。メンバーソロ曲の“シャッフル披露”や、日本や韓国の人気曲カバー企画など特別演出が詰め込まれた約3時間で30曲(メドレー含む)を歌い、踊った。ここでは、初日公演をレポートする。

デビュー7周年記念スペシャルコンサートを開催したTOMORROW X TOGETHER【写真:(P)&(C) BIGHIT MUSIC】
デビュー7周年記念スペシャルコンサートを開催したTOMORROW X TOGETHER【写真:(P)&(C) BIGHIT MUSIC】

千葉・ららアリーナ東京ベイで公演

 韓国の人気5人組グループ・TOMORROW X TOGETHERが27日、28日の両日、千葉・ららアリーナ東京ベイでデビュー7周年記念スペシャルコンサート「2026 TXT MOA CON IN JAPAN」千葉公演を開催した。メンバーソロ曲の“シャッフル披露”や、日本や韓国の人気曲カバー企画など特別演出が詰め込まれた約3時間で30曲(メドレー含む)を歌い、踊った。ここでは、初日公演をレポートする。(取材・文=生島まき)

 開演前から会場は興奮状態だった。早い時間から客席は埋まり、赤く灯ったペンライトが会場を染め上げた。オープニングを飾ったのは、BEOMGYUのギターとHUENINGKAIのドラムによるセッション。ロックサウンドが鳴り響く中、SOOBIN、YEONJUN、TAEHYUNが登場し、『Beautiful Strangers Japanese Ver.』へとなだれ込んだ。続けて『Good Boy Gone Bad Japanese Ver.』『9と4分の3番線で君を待つ (Run Away) Japanese Ver.』と、日本語バージョンを立て続けに披露し、会場のボルテージをさらに上げた。

 今回の公演では生バンドを導入。重厚なサウンドが場内に響き渡るたび、MOA(TOMORROW X TOGETHERファンの総称)の歓声もさらに大きくなった。『0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. 幾田りら Japanese Ver.』『LO$ER=LO♡ER』と人気曲を続け、ライブ序盤からロック色を強く打ち出した。

 ステージ演出も圧巻だった。炎や紙吹雪を惜しみなく使い、黒を基調としたロックテイストの衣装で登場した5人。モニターには炎が燃え上がるダークな世界観が映し出され、天井から炎が降り注ぐような特効演出も加わり、観客を一気に“TOMORROW X TOGETHERのロックステージ”へ引き込んだ。

 HUENINGKAIは、「TOMORROW X TOGETHERのロックスピリットをお見せします」と宣言。BEOMGYUも「みんなでロックンロールしよう! オープニングステージからエネルギーモリモリだよ」と笑顔を見せた。TAEHYUNは「今回は何をしたらMOAが喜ぶかを考えた公演です。僕たちの長年の歴史を振り返ることができる内容に、バンドの仲間とも一緒に作り上げたステージです」と語り、7周年を記念した特別な公演であることを印象づけた。

 MC後には、メンバーたちが“ロックバンド”として過ごす日常を描いた映像が上映された。ゲームをしたり、シャウトをしたり、練習風景をのぞき見るようなキュートな内容で、会場からも笑顔がこぼれる。その流れから始まったのが、目玉企画の一つ“メンバーソロ曲のシャッフル披露”だ。

 普段とは異なるメンバーがそれぞれのソロ曲を歌うことで、新たな魅力を次々と見せた。HUENINGKAIはしっとりとしたバラードで聴かせ、BEOMGYUはさわやかでキュートな魅力を全開にした。YEONJUNはダンサーを従えながら色気たっぷりに魅せ、TAEHYUNはベストスーツにメガネ姿でクラシカルな雰囲気を演出した。SOOBINは、どこかへ旅立つ青年のような切なさを漂わせ、それぞれが自身の個性を生かして楽曲を表現。オリジナルとは異なるカラーが加わり、この公演ならではの特別感を生み出していた。

 その後はYEONJUNによる圧巻のソロパフォーマンス、BEOMGYUのキュートなソロステージへ。さらに、韓国ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』OST曲で、劇中アイドルグループ・HI-BOYZとして歌う『When the Day Comes』も披露した。白とピンクをレイヤードしたプレッピースタイルで登場した5人は、まるでミュージックビデオから飛び出してきたかのよう。会場からはさらなる大歓声が上がった。

 再び映像を挟み、人気曲を立て続けに披露。『SSS』では中央ステージに5人が並び、まるでレコーディング風景のような演出で歌唱した。一人ずつ映し出された画面の前に並びながら歌い上げ、そのままアリーナ中央へ伸びるステージへと歩いてパフォーマンスを展開した。ヘッドバンギングを見せる場面もあり、本物のロックバンドを思わせる迫力だった。

 TAEHYUNは「ほんとにみんな楽しそうだね。明日も期待してるよ」とコメント。公演中盤にもかかわらず、すでに翌日のステージへの期待をにじませ、MOAを沸かせた。

 愛知公演でも話題を集めたコーナー『FRONTMAN HUNT』では、メンバーたちが日本や韓国の人気曲をカバー。この日は、YEONJUNがHearts2Heartsの『RUDE!』を披露し、SOOBINはKARAの楽曲をリミックスメドレー形式でキュートにパフォーマンス。BEOMGYUもILLITの『It’s Me』を愛らしく踊り、会場を盛り上げた。

 そんな中、ひときわ歓声を集めたのがTAEHYUNによるOfficial髭男dism『Pretender』のカバーだ。高音を伸びやかに歌い上げる姿に、客席からはどよめきが起きた。モニターに映ったメンバーたちも口ずさみながら聴き入っており、BEOMGYUは「感動! みんながスタンディングオベーションしてます。バンドのみなさん、カムサハムニダ!」とバンドメンバーへ感謝を伝えた。

 HUENINGKAIはB’zの『ultra soul』を持ち前の歌唱力で披露。会場中が定番の掛け声で大合唱に包まれた。最後は5人全員で、現在、話題を集めるM!LKの『好きすぎて滅!』をパフォーマンスし、会場の一体感をさらに加速させた。毎公演メンバー自身が考案しているこのコーナーは、「今日は何の曲を披露するのか」を楽しみにしているファンも多い人気企画。TXTらしい遊び心とサービス精神が詰まった時間となった。

7年間の感謝を伝えた【写真:(P)&(C) BIGHIT MUSIC】
7年間の感謝を伝えた【写真:(P)&(C) BIGHIT MUSIC】

アンコールで伝えた感謝「見守ってくれて」

 終盤には、“WELCOME THE TEAM TOMORROW X TOGETHER”の文字がスクリーンに映し出されると、会場から大歓声が沸き起こった。MOAたちの息の合ったコール&レスポンスが響き渡り、温かな空気が会場全体を包み込んだ。『Where Do You Go?』では、ヤシの木やカラフルな雲が映し出される夏のような世界観の中で楽しげに歌唱。続く『I’ll See You There Tomorrow』では、銀河を走る汽車や花火の映像を背景に、メンバーたちはステージの端まで駆け回りながら、客席へ大きく手を振って本編を終えた。

 そして、5人は会場を包み込むMOAの大合唱を受け、後方アリーナから再登場。アンコールでは予定していた3曲に加え、「みんなの歌声がもっと聞きたい!」と急きょ1曲追加され、会場の熱気はさらに高まった。ラストコメントでは、7年間ともに歩んできたMOAへの感謝をメンバーそれぞれが丁寧に言葉にした。

 BEOMGYUは「この7年間は幸せなこともあったけれど、辛いこともあったと思います。でも、メンバーと皆さんがいたから乗り越えられたと思います。これからもメンバーと皆さんがいたら、なんでも乗り越えられると確信できた1日でした」。リーダーのSOOBINは、「こうして“MOA CON”をしている最中ですが、今までで一番楽しかった気がします。僕たち5人を温かく見守ってくれてありがとうございます」と感謝を伝えた。

 TOMORROW X TOGETHERは、2019年3月にHYBEからデビュー。高いパフォーマンス力でデビュー年から数々の新人賞を総なめにし、海外ツアーも成功させた。同年冬には日本でのドームツアーも完走するなど、世界的人気を証明してきた。メンバーの思いは「これから先も一緒に進んでいきたい」で一致しており、その思いが届けられると、会場からは大きな歓声が沸き起こった。

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