ファンモン、解散→ソロ→再始動経て20周年 ファンキー加藤「こんなすてきな未来があるなんて」とファンに感謝
2人組ボーカルグループ・FUNKY MONKEY BΛBY’Sが24日、東京・昭和女子大人見記念講堂でデビュー20周年全国ツアー「20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~」の最終公演を実施した。本編20曲とアンコール3曲の全23曲で、デビュー曲から最新曲まで余すことなく20年の歴史を詰め込んだ。

2013年に解散→21年に再始動
2人組ボーカルグループ・FUNKY MONKEY BΛBY’Sが24日、東京・昭和女子大人見記念講堂でデビュー20周年全国ツアー「20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~」の最終公演を開催した。本編20曲とアンコール3曲の全23曲で、デビュー曲から最新曲まで余すことなく20年の歴史を詰め込んだ。(取材・文=水谷賀奈子)
開演時間の午後5時になると、20年を振り返る映像とともにカウントダウンが始まった。『メロディーライン』のイントロで、ファンキー加藤とモン吉がステージに登場。それぞれ上手と下手から、縦横無尽に走って歌った。「飛べ!」「いくぞ、東京!」などのあおりで盛り上がりは加速。そのまま『ナツミ』に突入し、水色と黄色の照明に照らされた会場は夏全開だ。
歌い終わりと同時に聞こえる「加藤さーん」「モンちゃーん」に応え、加藤が「ようこそお越しくださいました!」。続けて「9か月を経て、本日いよいよファイナルとなりました。最高のファイナルにしたいので、皆さんお付き合いください! いけるのか東京! デビューシングル聞いてくれ!」とエネルギーを爆発させ、『そのまんま東へ』を歌った。そこから『恋の片道切符』『ALWAYS』と続き、2人は全身で歌を届け、ファンも全身で楽曲を受け取った。
モン吉がステージ中央に立つと「9か月、ようやくここにたどり着けて、感無量っす! 完走できるのは、みなさんのおかげです」とあいさつ。少し間を開けての「ちょっとしゃべって緊張して、次の曲忘れてる(笑)」という告白に、会場からは笑いが起こった。
人気のラブソング『Lovin’ Life』では、スクリーンにこれまでのライブ映像を写し、エモーショナルな演出で魅せた。
その後のMCで、加藤は「モンちゃん、本当に(流れを)忘れるんだね」と先ほどの流れについてチクリ。モン吉が「1曲1曲に本気なのかもしれない」と言うと、ファンは拍手を送った。
『GO!GO!ライダー』では、大きな風船が登場。ファンがトスするといろんな方向へと風船が移動し、会場は“ファンキー”な空気に。

12月のワンマンライブを発表
ここまで全力で駆け抜けた加藤が「平成時代の曲を、こうやって今でも歌ってくれることがうれしいです。でも、再始動した令和にも、今しか歌えない歌を歌っています。聞いてもらいたいです」とアピール。その流れで歌ったのは、2023年の活動再開後初のアルバムに収録していた『荒野に咲く花』だ。会場の雰囲気をガラリと変えて、赤い照明に包まれながら「強く咲き誇って 自分を巻き起こせ」と力強い歌声でまっすぐに届けた。
息を整えながらマイクを手にステージ中央に立った加藤は、会場を見渡しながら「20年という長い月日をどうにか生き抜いてくることができました。その中には皆さんに悲しい思いをさせてしまった解散もあって、ソロ活動もして、恥を忍んで再始動させてもらいました。その間も、ベイビーズ(=FUNKY MONKEY BΛBY’Sのファンの総称)が途絶えることなく声を上げてくれていました。その声に甘えて、再始動して良かったと思っています。まだまだ夢はあります。みんなが知ってくれているような曲を作りたいですし、紅白にも出たいです。東京ドームは涙で終わってしまったので、笑顔でやりたいです。だけど、一番の目標は、とにかく応援してくれているベイビーズの人生のBGMを作り続けたいと思っています。これからもよろしくお願いします」と率直な思いを語った。
そして、加藤がイントロで「あの時の、あの声みたいに聞かせてくれ」と呼び掛けて歌ったのは『あとひとつ』だ。ファンも一緒になって人差し指を高く掲げて、会場が一つになり、歌い終えても拍手はなかなか鳴り止まなかった。
「まだ歌えますか? まだ騒げますか?」とさらに会場の温度を高め、ラストスパートをかけて歌い続けた加藤は、思いがあふれた。
「20年前、こんな素敵な未来があるなんて想像つきませんでした。夢のような今をありがとう。この先もどんな未来が待っているか分かりませんが、この先もあなたと一緒にいたいです。そんなあなたのために歌わせてください」
そのまま『希望の唄』『ちっぽけな勇気』を歌うと、会場のファンも飛んでリズムに乗り、一緒になって声を出して歌い、会場が揺れるほどの盛り上がりを見せた。そして、「その拳には無限の可能性があることを決して忘れないでください。FUNKY MONKEY BΛBY’Sでした!」と伝え、ステージを後にした。
しかし、アンコールを求める声はどんどん大きくなる。その声に応えて2人が再登場すると『アワービート』のイントロが始まった。銀テープの噴射に加えて、加藤が客席に降りて歌い、盛り上がりは最高潮に達した。歌い終えた加藤が「こういう、おふざけソングってめっちゃ疲れるよね」と本音を漏らすも、まだまだ終わらない。「たくさん発表したいことがある」とチラつかせると、ファンは「おお!?」と期待を寄せた。
8月5日発売のニューシングル『夏子(なつこ)』がダイビングアニメ『ぐらんぶる』Season3のオープニング主題歌になること、12月5日に20周年を締めくくるアリーナワンマンライブが決まったことを発表した。大興奮の中、歌った『悲しみなんて笑い飛ばせ』では、ファンがグッズタオルを手に振り回し、ステージにはスタッフも登場し、全員で「オイ!」と合いの手で声をそろえた。歌い終わってからもしばらく息が上がったままなのも、全力パフォーマンスだからこそだ。2人は向き合うと「ありがとうございました」と握手を交わす。最後の掛け声は、モン吉が担当するようで「以上、FUNKY MONKEY……BΛBY’Sでした!」と会場にいる全員で万歳をして、ライブを締めくくった。
前身グループのFUNKY MONKEY BABYSは2004年元旦に結成し、DJケミカルを加えた2MC・1DJの3人組グループで活動。06年1月、CDジャケットに東国原英夫元宮崎県知事(当時そのまんま東)を起用したシングル『そのまんま東へ』でメジャーデビューした。07年1月にリリースした『Lovin’ Life』の大ヒットを皮切りに『告白』『ヒーロー』『あとひとつ』など、数々のヒット曲を送り出した。13年6月人気絶頂の中、夢の舞台でもあった東京ドームで同グループを解散。それから約8年の時を経て、21年3月11日のTBS系『音楽の日』にて一夜限りの3人フルメンバーでの再結成を果たすと、同月には加藤とモン吉の2人で再始動することを発表し、FUNKY MONKEY BΛBY’Sと改名した。
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