“市川姓”許された女性伝統芸能者の挑戦 十二代目團十郎さんの思い受け継ぐ市川櫻香
歌舞伎は「男性が演じるもの」というイメージがあるが、起源は幼女や少女による「ややこおどり」と言われている。実は現代にも女性の歌舞伎役者が存在する。愛知・名古屋在住の舞踊家であり、伝統芸能者の市川櫻香(いちかわおうか)だ。「名古屋むすめ歌舞伎」を立ち上げ、歌舞伎宗家である成田屋の故・十二代目市川團十郎さんから「市川姓」を認められた。5日には名古屋能楽堂で公演「古典の日」が開催される。今回は「市川姓」を名乗り伝統芸能を受け継ぐ櫻香から、「むすめ歌舞伎」立ち上げのきっかけや團十郎さんとの関わり、「古典の日」の見どころ、コロナ禍での葛藤など話を聞いた。