【映画とプロレス #3】“世紀の一戦”猪木VSアリ戦後に画策した異種格闘技戦は「燃える闘魂VS殺し屋」だった
「がんばれ!ベアーズ大旋風」(76年)でハリウッド映画に出演したアントニオ猪木。撮影は日本でおこなわれたが、その後、猪木は“過激な仕掛け人”新間寿とともにアメリカ・ロサンゼルスで映画会社プロデューサーと会談した。新間によると、そのとき猪木はある俳優に会いたがっていたという。その俳優とは、リチャード・キール。一度見たら忘れない、ジャイアント馬場より大きい身長2メートルを優に超える大男だ。当時のアクション映画には引っ張りだこで、70年代を代表する娯楽映画の大スターでもある。