ジャンプ混合団体のスーツ失格騒動、柔道界から学べる前例「排除するためのルールじゃない」
北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体で、高梨沙羅(25=クラレ)がスーツの規定違反により失格になったことが大きな波紋を広げた。高梨を含む5人の女子選手が相次いで失格となった裏には、検査方法の変更や厳格化があったと報道されており、国際大会でのルールの在り方がクローズアップされている。日本チームは国際スキー連盟(FIS)に意見書を提出する方針を示すなど、今後の検査制度に一石を投じる事態となっている。一方、スーツなどのウエアの違反を巡っては、柔道界も苦慮した歴史がある。柔道着の違反はどのようにコントロールされてきたのか、その取り組みを追った。