【映画とプロレス #11】「ファイティング・ファミリー」が生まれた街、英国ノリッジを探訪
「ファイティング・ファミリー」(19年)は、英国からWWEに入団した女子レスラー、ペイジとその家族を描いた実話である。物語の舞台は英国東部の地方都市ノリッジ。映画では実際にこの街でロケをおこない、それはまたペイジ一家、ナイト・ファミリーゆかりの場所にもなっている。筆者は今年1月、ノリッジへ行き、ペイジの家族を訪ねてみた。なぜなら筆者は彼女の両親リッキー・ナイト&サラヤ・ナイトと20年以上前から親交があり、彼らのプロレスを取材もした。しかも映画は想像を遥かに超えるプロレス映画の新たなる傑作になっていた。“ザ・ロック"ドウェイン・ジョンソンが惚れ込んで自らプロデュースした作品だ。彼らのようなローカルどインディーの物語がハリウッドで映画化され、しかも最高におもしろい。こんな奇跡が世の中にあるなんて! 奇跡の連続を確認するためにも、これはもう現場へ行くしかない!