認知症の母、ダウン症の姉、酔っ払いの父…にしおかすみこが語る介護生活「図太くなりました」
お笑い芸人・にしおかすみこの家族に関するエッセーが注目を集めている。今年9月に『ポンコツ一家2年目』(講談社)を出版した。この著書は、認知症の母親、ダウン症の姉、酔っぱらいの父との日々をつづった『ポンコツ一家』(2023年)の続編で、前作より深みが増して、パワーアップ。個性の強い家族とにしおかのドタバタ劇をユーモラスに描き、ネット通販の売れ筋ランキングで1位を記録したことも。読み物としての面白さに加え、「介護とは?」「家族とは何か?」を考えるきっかけの一冊でもある。もとは、21年に女性向け月刊誌『FRaU』のウェブサイトで実家での日常を描く連載をスタート。反響を呼び、瞬く間に人気連載となった。前作や新作は、連載に書き下ろしを加えた形で上梓されたが、ENCOUNTでは、“にしおか流”の介護や家族との向き合い方について話を聞いた。