【週末は女子プロレス#55】スターダム鹿島沙希が“裏切り者集団のママ”と呼ばれるまで 「人生そのもの」な必殺技
スターダムの鹿島沙希は、女子プロレスに一目惚れして、この世界に飛び込んだ。島根県松江市から上京し二期生としてデビュー、5年のブランクから復帰後には岩谷麻優を裏切り2度目のヒール転向。現在は大江戸隊の一員として、6人タッグマッチの王座であるアーティスト・オブ・スターダムのベルトを巻いている。まさかのタイトル移動となった5・28大田区では、鹿島自身がベルトの移動をもたらした。決め手となったのは、「起死回生」という“必殺技”だ。これがなければ、現在のポジションにはたどり着けなかったと言っていいだろう。正直、当たり前のようにあっさり負けることもあれば、起死回生で番狂わせを起こすこともしばしば。鹿島沙希とはスターダムで、いや、女子プロ界で屈指の先が読めないレスラーなのである。では、起死回生はどうやって生まれたのか。まずは彼女自身に、プロレスとの出会いから話してもらった。