佐藤浩市、橋田賞でユーモア全開 『ロイヤルファミリー』効果で有馬記念の売上700億円突破も「何も見返りはない」
俳優の佐藤浩市が10日、都内で行われた第34回橋田賞授賞式に出席。TBS系連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』などの演技を評価され、橋田賞を受賞した喜びを語った。

第34回橋田賞授賞式
俳優の佐藤浩市が10日、都内で行われた第34回橋田賞授賞式に出席。TBS系連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』などの演技を評価され、橋田賞を受賞した喜びを語った。
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佐藤は「『ザ・ロイヤルファミリー』などにおいて、豪快さと人間味を兼ね備えた馬主・山王耕造を魅力的に演じ、幅広い世代の共感を呼んだ」ことなどが評価され受賞。佐藤は「今回この賞をいただいたのですが、橋田さんとはほとんどご縁がなくて。ただ一度、緑山スタジオの廊下ですれ違いざまに『あ、あなた、あれよかったわよ』とおっしゃっていただいて、大変恐縮した思いがあるんですけど。しかし今よく考えてみると、あれは(橋田さんの盟友であるプロデューサーの)石井ふく子さんだったのかな。大先輩たちがいる前で、60代半ばの自分がこんなに記憶があいまいだなと、ちょっと情けないんですけど」と発言して会場を笑わせる。
自身が出演して大きな反響を呼んだ『ザ・ロイヤルファミリー』について、「競馬というほとんどの皆様が存じ上げているものではあるけれど、実際にその競馬の世界に踏み込む方はごくわずか。分かっているようで分かっていない世界。みんなあまり実は分かっていない世界を取り上げた制作陣の勇気、それを連続ドラマでやろうとした。なおかつそこで専門用語が出てくるにもかかわらずノン・テロップでやったんです」とスタッフのチャレンジに称賛を送った。
続けて佐藤は「橋田先生や、今日いらっしゃっている池端先生もそうなんですけど、その当時、昭和の時に苦しんだ『この言葉は説明をしないと難しいかな』『使って大丈夫だろうか』という命題がある中で、そこにテロップを入れずにやり切った制作陣やプロデューサーたちの勇気が、このドラマの成功になったんじゃないかなと思います」とヒットの要因をあげた。
また『ザ・ロイヤルファミリー』の影響で、昨年暮れに行われた有馬記念の売り上げが26年ぶりに700億円を突破したことに司会者が触れると、佐藤は「何も見返りは僕にはないんですけどね」と笑って会場をさらに盛り上げていた。
橋田賞は、脚本家の故・橋田壽賀子さんが理事を務めた橋田文化財団によって、1993年に創設。視聴者の心に響き、記憶に残るような良質な番組を少しでも多く制作し、放送してほしいという思いと、高い志を持つ放送人に次々と育ってほしいという願いを込めて贈られる。
▼第34回橋田賞
・連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)
・『わが家は楽し』(TBS)
・『ザ・ノンフィクション』 (フジテレビ)
・『八月の声を運ぶ男』(NHK)
・小日向文世
・佐藤浩市
・小芝風花
・今田美桜
・竹内涼真
▼野村昭子賞
・岩崎加根子
▼橋田賞新人脚本賞
■一時間ドラマ部門
<佳作>
『コクーン』高橋里佳
『愛或るほうへ』佐野あすか
■短編部門
<入選作>
『へりとわらし』朝比奈千鶴
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