【人気TikToker直撃第1弾】令和の売れ方が話題の17歳、“顔出ししない理由”とは
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」が牽引するムーブメントからYouTube、さらには音楽サブスクリプションサービスを通して日本人アーティストがワールドチャートにまで浮上する“令和の売れ方”が話題だ。若き才能が一瞬で開花する時代だからこそ、そこからどのように飛躍し、どう先を見据えているのかは気になるところだ。
連載(1) 17歳のシンガー・ソングライター sui マルチに楽器を演奏
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」が牽引するムーブメントからYouTube、さらには音楽サブスクリプションサービスを通して日本人アーティストがワールドチャートにまで浮上する“令和の売れ方”が話題だ。若き才能が一瞬で開花する時代だからこそ、そこからどのように飛躍し、どう先を見据えているのかは気になるところだ。
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新型コロナウイルス禍の中でTikTokの動画投稿を始めた1人の高校生が、オリジナル楽曲「エピソード」を投稿したのは今年5月のことだった。そこからわずか数か月でストリーミングのチャートを駆け上がり、17歳のシンガー・ソングライターsuiが令和の売れ方の渦中にいた。
彼の楽曲を聴いた瞬間、開口一番に「音楽が好きだ」と言われた気がしたが、カップル動画の投稿に合わせてTikTokで広がりを見せた同曲から瞬時に伝わってきた高揚感は、恋愛のパラメーターを上昇させる効果もありそうだ。時代にマッチしたsuiというポップソングメーカーは、どのようにして誕生したのか。
「(コロナ禍の中で)3月から数か月くらい学校が休校になったんですよ。その時、空いた時間にTikTokを始めてみようと思って。カバー動画も投稿していたんですけど、試しに浮かんだ15秒ぐらいの曲を投稿してみたら、すごくたくさんの反響があったんですよね。動画投稿を始めた当初にもらった“いいね”の数は10や20で、コメントもわずかだったんですけど、1万以上の“いいね”を初めてもらえたのが自分のオリジナル曲で。それが自分の音楽をやってく上で、後押しにもなりましたね」
TikTokを主戦場に活動している彼は、オリジナル楽曲を投稿したのもTikTokが初めてだったという。幼少の頃から音楽が好きで、楽器を演奏しだすと夢中になって時間も気にせず練習に明け暮れる少年だったというが、それは現在進行形のよう。さらに動画の再生回数は伸びていった。
「いろんな音楽や楽器に挑戦し続けたくて、音楽ってこんなに楽しいんだよって伝えたい。この楽器はこんな音が出て、こんなに楽しいものができるんだよって。自分の音楽に興味を持って、音楽をはじめるキッカケじゃないけど、そういう機会も作れたらうれしいですね。音楽は人にとって必要不可欠なものだなって自分はずっと思ってるので、みんなにも楽しんでもらいたいのはあります」