【人気TikToker直撃第6弾】“分かりやすくて深い”独自の歌詞描写 次世代歌手が放つ魅力

今夏、一躍注目を浴びるようになった次世代シンガー・ソングライターがいる。それが、もさを。だ。瑛人の「香水」を例に挙げるまでもなく、今やSNS経由で人気に火が付き、多くのリスナーに楽曲が瞬時に認知・シェアされる時代だ。もさを。の「ぎゅっと。」もTikTokでバズったことをきっかけに、LINE MUSICで1位を獲ったりと、中高生の若い世代を中心に音源化待望の声が巻き起こるほど話題になった。そんなもさを。に関する情報は少なく、これまで顔も経歴を具体的には公表されておらず、謎のベールに包まれたままである。ここでは彼の幼少期の思い出や、人生を変えた音楽との出会い、「ぎゅっと。」の制作秘話など、知られざる部分にフォーカスを当て、もさを。本人の言葉と共に紹介したい。そもそも音楽に開眼したきっかけは、どこからなのだろうか。

清水翔太が音楽ルーツと語ったもさを。
清水翔太が音楽ルーツと語ったもさを。

連載(6) 次世代シンガー・ソングライターもさを。 「音楽番組で清水翔太を偶然見た」のがきっかけ

 今夏、一躍注目を浴びるようになった次世代シンガー・ソングライターがいる。それが、もさを。だ。瑛人の「香水」を例に挙げるまでもなく、今やSNS経由で人気に火が付き、多くのリスナーに楽曲が瞬時に認知・シェアされる時代だ。もさを。の「ぎゅっと。」もTikTokでバズったことをきっかけに、LINE MUSICで1位を獲ったりと、中高生の若い世代を中心に音源化待望の声が巻き起こるほど話題になった。そんなもさを。に関する情報は少なく、これまで顔も経歴を具体的には公表されておらず、謎のベールに包まれたままである。ここでは彼の幼少期の思い出や、人生を変えた音楽との出会い、「ぎゅっと。」の制作秘話など、知られざる部分にフォーカスを当て、もさを。本人の言葉と共に紹介したい。そもそも音楽に開眼したきっかけは、どこからなのだろうか。

 TikTokをきっかけにヒットしたもさを。の音楽ルーツとは?

「テレビの音楽番組で清水翔太さんを偶然見たのがきっかけです。そこから僕も歌ってみよう、と思いました。翔太さんは歌もうまいですし、周りに流されない自分の世界観を持っているので、そこにひかれました。それから翔太さんのジャンルがR&Bなので、クリス・ブラウンを聞き始めたんです。ほかにカントリーだと、テイラー・スウィフト、ロックやバンド系だと、RADWIMPS、ONE OK ROCKもよく聞いてました」

 清水翔太の歌をきっかけに音楽に目覚めたもさを。だが、以前は音楽をほとんど聴かなかったそうだ。では、小さい頃はどんな性格の子どもだったのだろうか。

「もの静かな子どもでした。基本的にゲームしたり、漫画を読んだりして、家にいることが多かったです。ただ、小学校の頃に野球をやってたんですよ。小さい頃は運動もしなきゃいけないと思って。当時は1番打者でセンターを守ってました。足にも自信もあったので。『MAJOR』という野球漫画があるんですけど、それにも影響を受けました。プロの野球選手を目指していた時期もあったけど、翔太さんを見てからは歌をやろかなって」

 現在のシンガー・ソングライターのスタイルにたどり着くまでには、バンド経験もあったという。

「最初は軽音部に入ってて、そこでギター/ボーカルをやってました。そのときは人前でもやってました。当時はエレキギターを弾きながら、歌うスタイルでした。その頃はONE OK ROCKの『Re:make』『恋ノアイボウ心ノクピド』『完全感覚Dreamer』とかその辺をカバーしてました。周りもはやっていたので。ただ、バンドは1人でやるものではないし、なかなか難しいなと」

次のページへ (2/4) 「最初に自分の中でテーマを決めたら、わりとすぐに降りてきます」
1 2 3 4
あなたの“気になる”を教えてください