【人気TikToker直撃第3弾】ひきこもりの過去、即興アカペラに込めた「大人は楽しいぞ」

うじたまいは「アニメの主題歌がやりたい」と話した【写真:石丸敦章】
うじたまいは「アニメの主題歌がやりたい」と話した【写真:石丸敦章】

新曲は恋愛ソング 夢は広く「アニメの主題歌がやりたい」

 そこからリリースを重ね、8月21日には夏を彩る新曲「ふたりぼっち」も発売された。

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「恋愛ソングを作ってみたいと思って、1日のデートをたどる歌を書きました。最後の歌詞で《愛想も小想も尽き果てる/いつか、その日まで。》って言葉があるんですけど、私はわりと直球的な歌詞を書くことが多くて。このワードが言いたいってフレーズから作詞を始めるんですけど、この曲はそこが特に伝えたかったところですね。いつも日記のような感じで書いてまとめるように書いてます」

 ミュージックビデオは日記帳をイメージして制作されており、合成からイラストの制作まで自身で手掛けたという。クリエーティブ面にも彼女のこだわりはあるようだ。

「走ってる絵は7枚書いてループさせたので、今回はめちゃめちゃ製作には時間がかかりました(笑)。イラストもこれから頑張ってきたいから、自分で書いて頑張りました! 作品を作ることが昔から好きで、トータルで見てときめくものが好きなので、ミュージックビデオも最初から最後まで面倒を見るように制作してかわいいものにしたかったんです」

 確かに、彼女のたたずまいや私物を見ると、完成された1つの世界観が見えてくる。おそらく日常から自身がときめくもので自身が描く世界を構築しているのだろう。それもまた、彼女の魅力だ。そんな確立されたスタイルを持った彼女は、どのようなことを意識して作詞をしているのだろうか。

「子ども向けアニメでかわいいけど、大人になって見ると違う視点で見れたり、大人になって見たら染みるものってあるじゃないですか。歌詞は単純に見えて実はこんな意味が込められてるって見えるように意識していますね(笑)」

 彼女の音楽の根底をのぞくと、そこには確かなアイデンティティーが存在している。自分がまだ何者なのか分からない。そんなティーンにも深く刺さりながらも、大人までも魅了する独創的な視点が、これからどのように広がっていくのか、活躍に期待したい。動画からも感じ取れるが、音楽のみならず自分の声を通し、メッセージを伝えることを大切にしてきた彼女だからこそ、その活躍の幅は広そうだ。最後に、今後の抱負についても聞いた。

「やっぱりアニメの主題歌がやりたいですね。あと、自分がアーティストとして発信したのがTikTokだったので、それは軸になっていて……。これからも対話できるような音楽だったり、素敵なコンテンツを作れたらいいなとは思います。自分がこうありたいって自己表現や自己表明の証が今はSNSになっていて、好きな自分でいたいからやっているんですけど、TikTokを通して世界が変わったので、最近は自分にもうちょっと可能性を感じていいのかなとか思ってます(笑)」

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