“一時体重44キロ”摂食障害の危機を克服 伝統格闘技で立ち直った美女モデルが話題に

摂食障害に苛まれ、身長178センチという長身ながら一時は体重44キロまで激やせした美女モデルが、タイの格闘技ムエタイとの出会いから人生の危機を克服し、話題を呼んでいる。

摂食障害を克服し、力強く歩むモデルのミア・カン【写真:Getty Images】
摂食障害を克服し、力強く歩むモデルのミア・カン【写真:Getty Images】

美女モデルのミア・カン 米紙が特集で報道

 摂食障害に苛まれ、身長178センチという長身ながら一時は体重44キロまで激やせした美女モデルが、タイの格闘技ムエタイとの出会いから人生の危機を克服し、話題を呼んでいる。

「モデルのミア・カンはムエタイがいかに拒食症から人生を救ってくれたのか明かす」と特集したのは米紙「ニューヨーク・ポスト」だった。

 香港生まれでスイス国籍を持つカンは幼少時にぽっちゃり体型だったが、13歳でモデルとしてスカウトされた逸材。だが、その後、2006年、イタリア・ミラノで変質者に付きまとわれた経験がトラウマとして心に傷を刻んだという。

「ただただ自宅に戻りたかった。ドアに鍵をかけて、そこから出たくなかった」

 身長178センチながら体重は44キロ。摂食障害によって、スーパーモデルとはいえ、あまりに体重は少なかった。激やせに苦しんだカンは生まれ変わったという。

「付きまとってくる男性に対して真っ向から向き合う姿勢を取るなんてアドバイスはしない。でも、対抗する姿勢は(当時よりも)もっと見せると思う。何とも思わないし、ビビったりしないわ。全く別の人間という自信とともに、街を歩いているのよ」

 カンはこう語ったという。トラウマと摂食障害から立ち直った理由はタイの伝統格闘技ムエタイだったという。

「ムエタイがなければ、私の摂食障害と鬱はさらに悪化していたと思う。自分の扉を開いてくれたし、救いの手を差し伸べてくれた」

 子どもの頃はぽっちゃり体型でいじめられていたという美女は16年、10日間のタイ旅行中にムエタイに出会ったという。そこからのめり込み、サムイ島で半年間、トレーニングに打ち込んだ。

「トレーニング中に自分がどんな風に見えようが、そんなことはどうでもよくなる。スキルと知識が全てよ」

 ムエタイのトレーニングに没頭し、バランスの取れた食生活にも取り組み、健康体を取り戻したカン。ムエタイ効果もあって、洋服のサイズも4(XS)から6(S)に変化したという。

 モデルとして活動する傍ら、17年にはムエタイのプロファイターとしてリングデビューを果たした。

 今では服のサイズは8(M)から10(L)に変わったというカン。「どんなサイズでも力強く、自信が持てる女性でいられること。それに勝る感覚は存在しない」

 ファイター兼モデルとして独自の道を切り開くつもりのようだ。

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