シーザー武志の酒豪伝説 ワイン31本! VS千代の富士 VS朝青龍の仰天結末

RENAらを輩出したシュートボクシング(SB)を率いるシーザー武志会長(65)。1985年にSBを創設してから早くも35年の月日が流れたが、その間、格闘技界の栄枯盛衰を間近に体感した。そんなシーザー会長に、実は“元祖・路上の伝説”としてケンカに明け暮れた日々を過ごしていた思春期の話から、アントニオ猪木、佐山聡、前田日明、高田延彦、千代の富士、朝青龍、RENA、那須川天心……といった時代を彩った主役たちとの様々なエピソードを語ってもらった。衝撃の第1回!(聞き手◎“Show"大谷泰顕)

シーザー武志SB会長【写真:(C)シーザー武志提供】
シーザー武志SB会長【写真:(C)シーザー武志提供】

“元祖・路上の伝説”豪快な素顔

 RENAらを輩出したシュートボクシング(SB)を率いるシーザー武志会長(65)。1985年にSBを創設してから早くも35年の月日が流れたが、その間、格闘技界の栄枯盛衰を間近に体感した。そんなシーザー会長に、実は“元祖・路上の伝説”としてケンカに明け暮れた日々を過ごしていた思春期の話から、アントニオ猪木、佐山聡、前田日明、高田延彦、千代の富士、朝青龍、RENA、那須川天心……といった時代を彩った主役たちとの様々なエピソードを語ってもらった。衝撃の第1回!(聞き手◎“Show”大谷泰顕)

――まず最初に、先ほどいただいた名刺なんですけど、岡本太郎先生の文字で「シーザー」と書かれていて、印鑑が押されていました。仲良くされていたんですか?

「ある方を通して知り合ってから凄く目をかけていただいてね。で、あるとき俺は先生に『シュートボクシング(SB)』って書いてもらって、それを看板にしようと思って頼んでみたの。そしたら『シーザーだったら書いてやるけど、それ以外は書かない』って言われて。偏屈者だからね(笑)。だから『はい。もうそれで結構ですから』って」

――それでこの名刺になったんですね。

「普通ね、ハンコは押してくれないんですよ。書いたとしてもね。これも1週間くらいかかったのかな。今思えば凄いことだよね」

――「芸術は爆発だ!」っていう方ですもんね。

「もっともっと一緒に写真を撮ったりしとけばよかったね。(岡本太郎とは)よく酒を飲んでましたね。あの人、負けず嫌いだから。あの年齢でね(※1996年に84歳で逝去)。俺と酒飲んでて酔いが回ると負けちゃいけないと思うのか、スッと床の間に行って寝ちゃう」

――寝る!(笑)

「寝ちゃうね」

――あのー、せっかくお酒の話が出たので、その話からお聞きしても良いですか?

「酒? 全然ダメだね」

――いや、めちゃくちゃお強いとお聞きしました(笑)。

「昔はよく飲んだね。キックボクシングを始めた頃は、先輩も一緒だったけど、よく飲んだね。ビールは2ケースくらいを飲んで……」

――2ケース!

「その後、『リザーブ』っていうウイスキーを4本くらい飲んで」

――さらにウイスキーを4本!?

「その時は楽しくてね。腹いっぱいになったら「先輩ちょっと失礼します」ってすぐにトイレに行って吐きながら、また席に戻って飲んでいたね。あれをやると強くなるね」

――例えば一緒に飲んだプロレスラーだとどなたが強かったですか?

「みんな強かったけど、特に高田が強かったね」

――高田キャプテン!

「最近もたまに飲むけど、結構、底無しだね。恐ろしいよ」

――聞くところによると、誰もシーザーさんには敵わないと。

「いやいや、そんなことはない。まだ小僧ですよ(笑)」

――お相撲さんとも普通に飲まれているとか。

「相撲取りは強かったね。あ! あれが強かったね」

――どなたですか?

「千代の富士! 九重親方ね」

――昭和最後の大横綱!

「九重親方とは同じ年齢なんですよ。だから彼とは結構飲んだね。でもそれもあって、もしかしたら俺身体悪くしたのは俺のせいでもあるのかなあ……って落ち込んでだよ。膵臓を悪くしちゃってね……(※2016年に61歳で逝去)」

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