「人生を狂わされた」葛西純に、DDTのカリスマも参戦…デスペラードが語る「SUPER Jr.」への異常な覚悟
「BEST OF THE SUPER Jr.」二度目の優勝を目指すエル・デスペラード。今年のスーパーJr.には、デスペラードとの関係性が深い他団体の選手もエントリーされている。そしてその前には、自身が中心となった「DEATH VEGAS INVITACIONAL」もアメリカで開催される。デスペラードへのインタビュー後編は、その2つの大会についてのお話を。

佐々木大輔が出てくるのは『すげーな』と思ったし、ハードコアでパンクなのが嬉しい
「BEST OF THE SUPER Jr.」二度目の優勝を目指すエル・デスペラード。今年のスーパーJr.には、デスペラードとの関係性が深い他団体の選手もエントリーされている。そしてその前には、自身が中心となった「DEATH VEGAS INVITACIONAL」もアメリカで開催される。デスペラードへのインタビュー後編は、その2つの大会についてのお話を。(取材・文=橋場了吾)
今年もこの季節がやってきた。5.14後楽園から6.7大田区まで全14戦で開催されるのが「セキチュー presents BEST OF THE SUPER Jr.33」だ。今年は全20選手がA・Bブロックに分かれて鎬を削り、6.7大田区で行われる優勝決定戦を目指すことになる。エル・デスペラードは、Bブロックにエントリーされた。
「(体調管理は)めちゃくちゃ難しいですね。正直、事前にスケジュールを見るときついですよ。でも、やっている途中で変なスイッチが入って大丈夫になって、終わると抜け殻です……」
Bブロックには、デスペラードにとって特に縁が深い選手がエントリーされた。DDTの“カリスマ”佐々木大輔だ。
「(佐々木と)直接的な接点があるのは、(今回の出場選手の中で)僕くらいじゃないですかね。佐々木大輔が向こう(DDT)でDAMNATION T.A.を率いている……要は看板選手じゃないですか。その選手が出てくるのは『すげーな』と思いました。自分がその立場だったら、メリット・デメリットを考えるじゃないですか。チームを率いている頭が出てくるということは、てめえの好きなことは絶対逃がさないあたり、ハードコアでパンクな部分が出ているのが嬉しいですよね」
DRAGONGATEから参戦する豹とは、まったくの初顔合わせとなる。
「失礼ながら未知数なので、楽しみですけどやっぱり怖いですね。スピードについていけるのか、そして自分が豹選手の面白い部分を楽しみきれなかったら、お客さんも楽しみきれないので……ある意味、デスペラード相手だからこそ全部出せるというくらいの変な意味で信頼を勝ち取らなきゃいけないので、試される側だと思っています」

一番楽しんだ選手が勝てる、と本気で思っている…だから、楽しみきる
そして忘れてはいけないのが、別ブロックではあるがFREEDOMSの葛西純がスーパーJr.に初参戦する。デスペラードは2019年のスーパーJr.直前に葛西と対戦し顎を骨折、欠場となったが、その代替選手としてメキシコからやってきたのがDOUKIだった。その後、デスペラードと葛西はお互いをリスペクトしながらも、お互いが大流血するデスマッチで対戦・共闘してきた仲だ。
「僕と葛西さんは、葛西さんの言葉を借りれば『お互いがお互いに人生を狂わされている人間』なんですよ。葛西純という人間と交わったときに……個人的には、ニック・ウェイン(AEW)や田口隆祐が出会ったときにどっちが狂うのかを見たいですけどね。ニックが葛西さんとやることで、ジョン・モクスリーが嫉妬しそうですね」
今年のデスペラードは、この過酷なリーグ戦をどのように乗り切ろうとしているのか。
「楽しんだもん勝ちだろうなとしか思ってないですね。勝ち点計算もできないですし、したところでわからないですから(笑)。そもそも、ここで落としても大丈夫とか考えずに全部勝つ気ですし。計算して足し算引き算できるのなんか金丸(義信)さんくらいでしょうしね。勝ちを渇望しながら、どれだけ試合を楽しむか。一番楽しんだ選手が勝てる、と本気で僕は思っていますね」
その前に、4.16アメリカ・ラスベガスでデスペラードが中心となった興行の第3弾となる『DEATH VEGAS INVITACIONAL』が行われる。今回は、デスペラードは葛西と組み、竹田誠志&山下りな組、ニック・ゲージ&マット・トレモント組との3WAYデスマッチに挑む。
「(ニックは諸事情で)日本に来られないから、こっちから行くしかないんですよね。この試合があることで、下手すりゃスーパーJr.にいない可能性がある(笑)。葛西さんがアメリカに行く理由は、モクスリーかゲージしかないので、そこから話が始まって。マット・トレモントは1回だけ試合をしたことがあるんですけど、めちゃめちゃいい選手で、個人的にも好きなので……そして、アメリカでも抜群の知名度と破壊力を持っている竹田さんと山下さん。僕が用意できる最強のカードができましたね。(WrestleMania Weekの中で)ジャパニーズデスマッチクオリティを、叩きつける気でいきます。葛西・竹田・山下という日本が世界に誇る看板デスマッチファイターの横で、僕はカバン持ちで行きますよ(笑)」
最後に今後の抱負を聞いてみた。
「『楽しみきる』ですね。勝つのを目標にするのはみんな当たり前で、出る以上は優勝を目指しているのは当たり前で、その後にあるであろうタイトルマッチも獲りに行くのも当たり前。それ以上に、僕が誰よりもいい試合を引きずり出して、その上で楽しみきって僕が勝つ。スーパーJr.に出た全員が、アイツとは心置きなくとんでもないものを生み出せたと言えるようなものを、引きずり出したいと思っています。楽しみしかないですね、(アメリカから無事に帰ってきて)出られたらですけど(笑)」
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