「後天的」に芽生えた恋愛への違和感 LGBT告白の美人バレーボーラーが明かす恋愛遍歴

現役時代“美しすぎるバレーボール選手”と呼ばれながら、引退後の2017年にバラエティー番組で突如、同性愛者であることを告白した滝沢ななえさん。同じような同性愛でも周りに言えない人たちがいる中、自分に何かできないか、と思ったことが理由だった。22歳まで自分が同性愛者だと気づくことはなかったという滝沢さんは、これまでどんな恋愛遍歴を歩んできたのか。かつて「自分は人を好きになれないのかもしれない」、「女の子同士の恋バナに入っていけなかった」と思い悩んだという滝沢さんが、初めて同性を意識した瞬間について語った。

ドラマ「ラストフレンズ」視聴後に同性愛を自覚したと語る滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】
ドラマ「ラストフレンズ」視聴後に同性愛を自覚したと語る滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】

かつては男性を好きになったことも…後天的に芽生えた恋愛への違和感

 現役時代“美しすぎるバレーボール選手”と呼ばれながら、引退後の2017年にバラエティー番組で突如、同性愛者であることを告白した滝沢ななえさん。同じような同性愛でも周りに言えない人たちがいる中、自分に何かできないか、と思ったことが理由だった。22歳まで自分が同性愛者だと気づくことはなかったという滝沢さんは、これまでどんな恋愛遍歴を歩んできたのか。かつて「自分は人を好きになれないのかもしれない」、「女の子同士の恋バナに入っていけなかった」と思い悩んだという滝沢さんが、初めて同性を意識した瞬間について語った。

 滝沢さんが同性愛を自覚したのは22歳のとき。当時放送されていた、DVや性同一性障害を題材にしたドラマ「ラストフレンズ」(2008年)を見たことがきっかけだった。それまでは周りと同じように青春時代を送り、男性とお付き合いしたこともあったという。

「スポーツが好きで子どものころから男の子とばかり遊んでいましたが、小さい頃の『○○君が好き』という話では自分も男の子の名前を挙げてた。私の場合はどちらかというと後天的というか、思春期を経て男性とお付き合いしたときに、好きになるという感情があんまりわからなくて。人として尊敬はしても、みんなが言うように会いたいとか、連絡を取りたいという感覚がわからなくて、ずっと疑問を感じていました」

「ラストフレンズ」視聴後、「私も女性が好きなのかもしれない」と感じた滝沢さんは、SNS上でマイノリティーやレズビアンのコミュニティーに参加。見た目やプロフィールから総合的に気になったという女性と連絡を取り合い、交際に発展した。

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