“バディ”を探していた満島真之介、鈴鹿央士がオーディションに来た時に「こいつだ」

満島は今年俳優として10年の節目を迎えた【写真:ENCOUNT編集部】
満島は今年俳優として10年の節目を迎えた【写真:ENCOUNT編集部】

満島「朝、起きてそのまま旅人のようにっていうのがテーマでした」

――ピンクのロングコートを着たフーテン。

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満島「衣装もすごく重要だったんですよ。すごくみんなで話し合ったし、あれを着ることによって生まれてきた独特な空気もありました。派手な衣装にしたので、ヘアメイクはよりシンプルに。朝、起きてそのまま旅人のようにっていうのがテーマでしたね」

――どこかに寅さんのイメージはありましたか?

満島「渥美清さんは監督、脚本家が色付けしたり、ヒロインがいたりすることによって、寅さんになっていくんですよね。あれこそが日本の旅人のシンボルみたいな存在ですからね。今は寅さんの時代とは違う、海外にも安く、どこでも行ける時代。そんな時代の風来坊ってどういう存在なんだろうと考えていました」

――今年は俳優として10年の節目ですね。

満島「そうだ、本当ですね」

――それも、あまり意識していなかったですか?

満島「そうですね。それは人生で物事を捉えているからでしょうね。俳優だけではなく、裏方をしていた時期もあったし、旅に出ていた時期もありましたから。人生が一つの道でつながっていることが僕には重要。だからこそ今まで関わってきた全ての人たちに対して、感謝の思いがすごく深くなっています。いい出会いをさせてもらったなって思うし、1人の人間として、これからどういうふうに生きていくべきなのかを日々考えています。僕が見てきた先輩たちも自分で物事を動かしてきた人でした。だからこそ、これから自分の足で一歩ずつ進んでいくタイミングに入った時に、この作品に出会えたことはとても幸せであり刺激的でした」

□満島真之介(みつしま・しんのすけ)1989年5月30日生まれ、沖縄出身。2010年、舞台「おそるべき親たち」で俳優デビュー。12年にNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で注目。近作はNetflix「愛なき森で叫べ」「全裸監督」、映画には「キングダム」「花筐/HANAGATAMI」「クソ野郎と美しき世界」「君が君で君だ」「止められるか、俺たちを」「海辺の映画館―キネマの玉手箱」がある。

□鈴鹿央士(すずか・おうじ)2000年1月11日生まれ、岡山県出身。17年、映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」のエキストラとして参加したのをきっかけに、広瀬すずにスカウトをされ2018年デビュー。同年に「MEN‘S NON-NO」専属モデルオーディションでグランプリ。19年に「蜜蜂と遠雷」で100人を超えるオーディションで塵役に射止め、俳優デビュー。

○満島真之介
ヘアメイク:齋藤将志 スタイリング:DAN 
衣装協力:オーバーシャツ、パンツ/ MISSONI(三喜商事) シャツ/ 08sircus(08book) シューズ/ BALLY(BALLY GINZA)

○鈴鹿央士
ヘアメイク:阿部孝介(トラフィック) スタイリング:外山由香里
衣装協力:シャツ/ STUDIOUS×CULLNI パンツ/ STUDIOUS×SHAREEF (STUDIOUS MENS 原宿本店) シューズ/ TOSS(HEMT PR)

次のページへ (4/4) 【写真】おどけた仕草をみせる満島と鈴鹿
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