“バディ”を探していた満島真之介、鈴鹿央士がオーディションに来た時に「こいつだ」

俳優の満島真之介が「カレーの唄。」(10月1日、ひかりTV、dTVチャンネルで配信、10日、BS12 トゥエルビで放送スタート)で連続ドラマ初主演を果たした。カレーを軸に人々の絆を描くオリジナル脚本によるハートウォーミングドラマで、お金も住む家もない風来坊、陽一郎を演じる。そのバディとなる大学生・二汰役は、映画「蜜蜂と遠雷」で鮮烈デビューした鈴鹿央士。俳優生活10年を迎えた満島が、鈴鹿とともにドラマへの思いを語った。

「カレーの唄。」で連続ドラマ初主演を務める満島真之介(右)と鈴鹿央士【写真:ENCOUNT編集部】
「カレーの唄。」で連続ドラマ初主演を務める満島真之介(右)と鈴鹿央士【写真:ENCOUNT編集部】

ダブルインタビュー、ドラマ「カレーの唄。」で満島は連ドラ初主演

 俳優の満島真之介が「カレーの唄。」(10月1日、ひかりTV、dTVチャンネルで配信、10日、BS12 トゥエルビで放送スタート)で連続ドラマ初主演を果たした。カレーを軸に人々の絆を描くオリジナル脚本によるハートウォーミングドラマで、お金も住む家もない風来坊、陽一郎を演じる。そのバディとなる大学生・二汰役は、映画「蜜蜂と遠雷」で鮮烈デビューした鈴鹿央士。俳優生活10年を迎えた満島が、鈴鹿とともにドラマへの思いを語った。

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――満島さんは連続ドラマ初主演ですね。

満島「ついに主役かという気持ちではなかったですね。今までいろんな作品でそれぞれの主役の姿を見ながら脇役をやってきたのがとても力になりました。周りを見られる余裕があったんですね。周りが生きることで、僕も輝くという考えがあったので、周りの人たちをどう輝かすことができるかばかりを考えていた気がします」

――鈴鹿さんは昨年公開の「蜜蜂と遠雷」で多数の新人賞を受賞してのこのドラマになりました。

鈴鹿「何か作品に出られないかなと思っていた時に、事務所から『オーディションを受けに行ってきてください』と言われました。すごくやりやすい役だなと思っていましたが、今考えると、満島さんが現場でどうしていたのかを見たり、現場のスタッフさんとちゃんと話したのも初めて。満島さんの俳優としての立ち振る舞いをそばで見られたのは勉強になりました。俳優としての中身みたいなところを育ててもらった。ちょっと豊かにしてもらえた気がしています」

満島「僕は、気付いたことは素直に言っちゃうんです。というのも、自分が央士と同い年くらいに出会った人から人生の大切なことをたくさん教わったから。若松孝二監督、蜷川幸雄さん、大林宣彦さんが、素直に言葉を残してくれました。『お前は演じるな』『そのままでいいんだ』と愛のある檄をいただいていました。」

――鈴鹿さんはどんな風に満島さんのことを見ていましたか?

鈴鹿「『キングダム』『全裸監督』『君が君で君だ』を見ていて、ちょっと変態な人だろうなと思っていました(笑)」

次のページへ (2/4) 鈴鹿は満島のことを「人として変態なところが…」
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