「NOAHの宝」清宮海斗がN-1初出場初優勝に王手 「新日本G1」「全日本CC」に挑戦状

「ノアの宝」清宮海斗が「N-1 VICTORY 2020」初出場初優勝に王手をかけた。

選手コールに合わせてポーズをとる清宮海斗【撮影:柴田惣一】
選手コールに合わせてポーズをとる清宮海斗【撮影:柴田惣一】

GHC王座を奪われた潮崎相手にタイガースープレックスで3カウント

「ノアの宝」清宮海斗が「N-1 VICTORY 2020」初出場初優勝に王手をかけた。

 一足早く、Bブロックで中嶋勝彦が丸藤正道をダイヤモンドボムで退け、優勝決定戦(11日=大阪府立体育会館)進出を決めた10・4後楽園ホール大会。

 メインイベントに登場した清宮はGHCヘビー級王者・潮崎豪とAブロック最終戦に臨んだ。潮崎の首を攻め立てる清宮だが、王者の意地に苦戦。ラリアート、雪崩式ブレーンバスター、ゴーフラッシャーを食らってもん絶。チョップに清宮の胸板はアッという間に、腫れあがってしまった。

 それでも、昨年1年、守り通したGHC王座を今年初めに奪われた潮崎に、おめおめと引き下がるわけにはいかない。

 コーナー最上段の「制空権争い」を制した清宮は、雪崩式変型リバースDDTで潮崎を豪快に叩きつけた。格闘家・那須川天心から伝授された胴回し蹴りから変型エメラルドフロウジョンと畳みかけ、タイガースープレックスで24分7秒、ついに王者から3カウントを奪った。

 今リーグ戦「I am NOAH」と、王者らしいファイトを披露していた潮崎を下しての決勝進出。昨年、王者として「N-1」を欠場した清宮にすれば、リスクを背負って戦い続けた潮崎には、さまざまな思いがよぎったことだろう。

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