俳優の安田顕、井浦新、満島真之介とテレビアニメ「鬼滅の刃」とのコラボレーションが実現し、ダイドードリンコの新CM「28種の鬼滅缶。篇」(15秒)が、5日から全国オンエアされることになった。

　地球防衛のためにミッションに挑むメカニックの安田、エンジニアの井浦、パイロットの満島の3人の実力派俳優が演じる「ダイドーブレンド」シリーズCMと、今回新たに「鬼滅の刃」とのコラボ。主人公の竈門炭治郎になりきった安田、主要キャラの嘴平伊之助のごとく走り去る満島、そしてそんな姿を優しく見守る井浦。今回もこれまで通り、それぞれ個性的なようで絶妙にバランスの整ったトリオのコンビネーションが楽しめるCMに仕上がっている。また、3人のナチュラルな姿やおちゃめなNGシーンなどが見られるメイキング映像も注目だ。

　ひと仕事終え、疲れた様子で休憩室にやってきた井浦と満島。すると突如、炭治郎になりきり「全集中！労いの呼吸！」と渾身のパワーでセリフを言い放つ安田の声が聞こえてくる……といったストーリー。撮影エピソードも公開された。そろってスタジオに入られた安田、井浦、満島。まずは監督から今回の新CMの主旨が説明され、そして、最大の見せ場となる「鬼滅の刃」の演技を取り入れるため、参考箇所のアニメも鑑賞しつつポイントをつかんでいく3人。いざ撮影が始まると、すっかり「その気」になって炭治郎になりきる安田の演技に、カットがかかった後に思わず笑ってしまう満島。実は安田自身も少々やり過ぎ感を感じていたようで、本人も苦笑いだ。

　再び面白い演技を求められた安田が、せりふなしのアドリブ演技をしなければならないところにせりふを発してしまい、思わずスタッフが爆笑する一幕も。また撮影の合間には井浦が、スタジオに設置された自販機の近くにいた満島に「鬼滅缶買ってきて～。今日は禰豆子の気分かな」とリクエストし、鬼滅の刃に一番詳しいとされる井浦と満島とのショートコントのようなやり取りがあるなど、新型コロナウイルス対策の厳戒態勢ながらも、和やかな撮影現場となった。

　鬼滅の刃のおすすめキャラクターについて、安田は「妹さんですね。禰豆子。いつも籠の中入っていて『ここぞ』って時にね。いいですよ。強いし」と話した。満島は「僕はもう『伊之助』です。自分を見ているかのようでした。猪突猛進タイプで。ああいうキャラクターが漫画に出てきてくれると、そう言う時代になるかなぁと。静かな時代から進んでいく感じがいいですよね」と語った。