台風19号から1か月 復興への道は遠く、ストレスが長引く恐れあり、と専門家が警告

水害はどこでも起こりうることを忘れてはいけない
水害はどこでも起こりうることを忘れてはいけない

個人でできるストレスケア
① 暴飲暴食をせず、じゅうぶんな睡眠や休養をとる
② 入浴や呼吸法(3秒で息を吸って7秒で吐く動作を10回)などを行ってリラックスにつとめる
③ 趣味、レクリエーション、運動を楽しむ
④ 発想の転換をする
    無理に忘れようとしない
    自分のできることの限界を自覚する
    ちょっといい加減になる
    「ツライ体験を克服し成長できた」と考える
⑤ お笑い番組を見て笑ったり、悲しい音楽を聴いて泣いたりして、感情を発散する

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

社会的解消法
① 家族と会話する
② 知人・友人と会話する
③ 被災時に人間関係が壊れて気まずいなどの場合は、異動を希望して対人関係の環境を変える(うつ状態の場合をのぞく)

○松井豊(まつい・ゆたか) 1954年埼玉県生まれ。東京教育大学文学部心理学科、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程・博士課程、聖心女子大学助教授などを経て、筑波大学教授。現在は筑波大学「働く人への心理支援開発研究センター」主幹研究員。著書多数で、近著は「惨事ストレスとは何か――救援者の心を守るために」(河出書房新社、2019年10月)。

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